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J-GLOBAL ID：201602211080754262   整理番号：16A0199680

復興模擬訓練を契機とした持続的事前復興まちづくり手法の開発

著者 (5件)： 阿部俊彦 (早稲田大 都市・地域研) ,  山崎優介 (早稲田大 大学院創造理工学研究科) ,  牧野創太 (早稲田大 大学院創造理工学研究科) ,  鷲田将也 (都市再生機構) ,  佐藤滋 (早稲田大 理工学術院)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 22  号： 50  ページ： 325-330  発行年： 2016年02月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,復興模擬訓練を契機とした持続的事前復興まちづくり手法の開発について報告した。先ず,筆者らは,新宿区の各地区の復興模擬訓練とその後の事前復興まちづくりの支援を行ってきたこと,本稿では,ここで用いた技術を客観的に評価するために,復興模擬訓練における参加者の発言内容を分析すること等を報告した。次に,新宿区における復興模擬訓練,町丁目単位のミクロな被害想定,復興模擬訓練「復興アイデア旗さしゲーム」の成果と課題,事前復興まちづくり支援手法の開発および評価について報告した。最後に,まとめとして,復興模擬訓練の中で,参加者に対して,各地区で町丁目単位のミクロな被害想定を確認してもらうことで,各町会の課題や災害時の危険性などを詳細にイメージしてもらうことができたこと,事前復興対策の取り組みにつなげていくためには,ミクロな被害想定の情報も含め,事前復興まちづくりの取り組みの成果をデータとして蓄積し,これを災害発生や復興まちづくりにおいて活用することが有効であること等を報告した。

シソーラス用語： *町づくり ,  *適応訓練 ,  市街地 ,  環境整備 ,  東京都 ,  損害 ,  災害 ,  データ ,  住環境
準シソーラス用語： 住環境整備 ,  *震災復興まちづくり模擬訓練 ,  *復興模擬訓練 ,  木造密集市街地

分類 (2件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O) ,  開発,再開発,都市整備  (RD02030V)

引用文献 (5件)：

• 1) 饗庭他『震災復興まちづくり模擬訓練手法の開発』日本建築学会技術報告集第20号,pp.377-382,2004.12で訓練の基本フレームが提案されている。
• 2) 市古他『2000年代に展開した「震災復興まちづくり訓練」の実施特性と訓練効果の考察 : ポスト東日本大震災期の事前復興対策を考えるための基礎的検証』都市計画論文集 47(3), pp.877-882, 2012.10
• 3) 古川他『新宿区における協働復興模擬訓練を契機とした事前復興まちづくりの展開と課題 : 事前復興まちづくりの実践としての協働復興模擬訓練に関する一連の研究(その2)』学術講演梗概集F-1,pp.939-940,2010.7
• 4) 大佛俊泰,沖拓弥『広域避難の困難性からみた木造住宅密集地域整備事業の評価』日本建築学会計画系論文集 第79巻 第696号, P437-444, 2014
• 5) 志村他『視覚的環境認識による「建替えデザインゲーム」の開発』日本建築学会技術報告集 第9号,pp.219-222,1999.12で模型を使ったワークショップの有用性が示されている。

タイトルに関連する用語 (5件)： 復興 ,  訓練 ,  復興まちづくり ,  手法 ,  開発