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J-GLOBAL ID:201602211394563521   整理番号:16A0868090

食品産業で使用される殺菌剤へのCampylobacter jejuniの適応はバイオフィルム構造,付着強度及び臨床用抗菌剤への交叉耐性に影響を及ぼす

Adaptation of Campylobacter jejuni to biocides used in the food industry affects biofilm structure, adhesion strength, and cross-resistance to clinical antimicrobial compounds
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巻: 32  号: 7-8  ページ: 827-839  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: T0718A  ISSN: 0892-7014  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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食品産業で通常用いられる殺菌剤(Na3PO4,酢酸,次亜塩素酸ナトリウム,FOAM-SHINE,ALKA-FOAM101)への適応がCampylobacter jejuniの殺菌剤や抗生物質感受性に及ぼす影響を検討した。C. jejuni ATCC 33560株を0.25~0.5×最小発育阻止濃度(MIC)の殺菌剤を含む培地で培養を開始し殺菌剤濃度を段階的に増加させた培地に植え継ぐことで殺菌剤に適応させた。適応後C. jejuniのそれぞれの殺菌剤のMICは1.1~1.7倍に増加した。殺菌剤存在下でカバーグラス上に形成させたバイオフィルム(BF)を原子間力顕微鏡で観測したところ殺菌剤への適応で面積当たりのバイオマス量,表面粗さ及び表面付着度が増加することが分かった。培地条件によりBFの形状は様々であった。抗生物質に対する耐性を調べた結果アンピシリン,クロラムフェニコール,テトラサイクリン,エリスロマイシン,シプロフロキサシン,ナリジクス酸,ゲンタマイシンに対しては適応前の株と同等の感受性を示したが適応後,カナマイシン及びストレプトマイシンに対しては元株より耐性になった。以上の結果から殺菌剤の不注意な使用はC. jejuni関連の健康リスクを高める可能性があると示唆した。
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分類 (3件):
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微生物生理一般  ,  分化,増殖,成長,生殖  ,  工場衛生・衛生工学一般 
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