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J-GLOBAL ID：201602211452057440   整理番号：16A0345774

木材保護塗料の耐候性能評価-市販塗料43種類の屋外暴露4年間の性能変化-

Weatherability of wood preservative semi-transparent coatings-Changes in performances of 43 commercial coatings during 4 years of natural weathering-

著者 (7件)： 石川敦子 (森林総合研) ,  片岡厚 (森林総合研) ,  松永正弘 (森林総合研) ,  小林正彦 (森林総合研) ,  神林徹 (森林総合研) ,  川元スミレ (森林総合研) ,  木口実 (森林総合研)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 42  号： 2  ページ： 72-80  発行年： 2016年03月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2009年に市販されていた木材保護塗料43種類(水性6種類:各2色,油性15種類:各2色,油性1種類:1色)をスギ(Cryptomeria japonica D.Don)心材に塗装し,屋外暴露試験(つくば市,南面45度傾斜)を4年間実施して,各塗料の耐候性能を比較した。その結果,撥水度については,暴露12ケ月目までは全ての塗料が塗替え目安の80%を上回っていたが,24ケ月目までに全43種類中19の塗料が80%を下回ること,また,含浸形と半造膜形塗料は撥水度の低下傾向や劣化の形態が比較的似ていることが明らかになった。屋外暴露期間中の変色について統計的に解析したところ,明色系(ライトカラー)の塗料の方が濃色系(ダークカラー)の塗料よりも変色が大きい傾向が示された。さらに,今回測定した2009年市販塗料は,2004年に購入した市販塗料よりも,屋外暴露による変色と撥水度の低下が少ない傾向があること等が明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： 耐候性 ,  曝露 ,  *塗料 ,  *保護剤 ,  スギ ,  心材 ,  撥水 ,  含浸 ,  変色 ,  屋外曝露 ,  *木材保護塗料 ,  材料

分類 (2件)： 各種塗料  (YJ03060I) ,  木質材料の製造・加工一般  (FF05031B)

引用文献 (11件)：

• 1) 木材塗装研究会編: “木材の塗装”, 海青社, 2005, pp. 70-72.
• 2) 日本建築学会: “建築工事標準仕様書・同解説JASS 18 塗装工事(第6次改訂)”, 2006.
• 3) 片岡 厚, 木口 実: 水性木材保護塗料の耐候性能評価(I)-屋外暴露2年間の保護性能-, 木材保存, 35(5), 204-214(2009).
• 4) 片岡 厚, 山本 健, 川元スミレ, 小林正彦, 木口 実: 水性木材保護塗料の耐候性能評価(II)-重ね塗り再塗装後の性能-, 木材保存, 37(2), 64-73(2011).
• 5) 片岡 厚, 山本 健, 川元スミレ, 小林正彦, 松永正弘, 松永浩史, 木口 実: 水性木材保護塗料の耐候性能評価(III)-再塗装前の研磨の効果-, 木材保存, 37(6), 264-272(2011).

タイトルに関連する用語 (6件)： 木材保護塗料 ,  耐候性 ,  能 ,  評価 ,  塗料 ,  屋外暴露