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J-GLOBAL ID：201602211515028062   整理番号：16A0339838

尾瀬の植生と植物相 XIX-西中田代~北下田代および赤田代の植生-

著者 (4件)： 鈴木伸一 (東京農業大学短大) ,  吉井広始 (群馬県みやま養護学校) ,  片野光一 (群馬県自然環境調査研究会) ,  大森威宏 (群馬県自然史博物館)
資料名： 尾瀬の自然保護  (群馬県尾瀬保全対策事業調査報告書)
号： 38  ページ： 25-38  発行年： 2016年03月 
JST資料番号： L2096A  ISSN： 1881-994X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2014年8月23~25日に尾瀬の北下田代西側部分,赤田代および,西中田代北東側部分において植生調査を実施した。その結果,北下田代西側部分ではツルコケモモ-ミズゴケクラスやホロムイソウクラスの高層湿原植生とヌマガヤオーダーの中間湿原植生が広く分布した。赤田代では低層湿原植生のヨシ群落が広範囲に分布し,ホソバノシバナにホシクサ類が混生した群落も認められた。また,シカの撹乱と湧水により生じたシュレンケ状地などにはこれらと異なる多様な群落が分布した。西中田代北東側部分では,地塘,シュレンケおよびブルトにそれぞれの環境に応じた多様な群落が認められた。さらに,シカによる撹乱が当地域でも認められた。最後に,今回の調査で確認した14群集15群落を表にまとめて記載した。

シソーラス用語： 国立公園 ,  *湿地 ,  *植生 ,  フローラ ,  群落 ,  群集 ,  地域差 ,  *シカ ,  擾乱 ,  植物被害 ,  鳥獣害 ,  食害 ,  池 ,  湿原
準シソーラス用語： シュレンケ ,  ブルト ,  撹乱 ,  池塘 ,  尾瀬

分類 (1件)： 植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (6件)：

• Braun-Blanquet,J. (1964) Planzensoziologie.3. Aufl.865pp.Wien,New York.
• 宮脇昭・藤原一絵(1970)尾瀬ヶ原の植生. 152pp.(付着色植生図、別冊表)国立公園協会.
• 鈴木伸一・吉井広始・片野光一・大森威宏(2010) 尾瀬の植生と植物相XVI-背中あぶり田代、山の鼻田代、広窪田代および上田代の植生-.尾瀬の自然保護,33:75-93.群馬県.
• 鈴木伸一・吉井広始・片野光一・大森威宏(2013) 尾瀬の植生と植物相XVIII-中田代の植生-1-.尾瀬の自然保護,35:39-47.群馬県.
• 鈴木伸一・吉井広始・片野光一・大森威宏(2014) 尾瀬の植生と植物相XVII-泉水田代、西中田代の植生-.尾瀬の自然保護,36:49-63.群馬県.

タイトルに関連する用語 (4件)： 尾瀬 ,  植生 ,  植物相 ,  赤