抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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広帯域ボウタイアンテナと携帯型ベクトルネットワークアナライザ(Vector Network Analyzer)を組合せた連続波周波数掃引型地中レーダ(Stepped-Frequency Continuous Wave Ground Penetrating Radar)は,深さ20cm,80cm及び2.5mに埋められた埋設物の検知性能において,3種類の周波数帯域の異なる商用パルス型GPRに対して優位性を示した。SFCW型地中レーダは,深さ20cmと80cmの金属パイプに対しては比較した全ての商用のパルス型地中レーダに比べて信号・クラッタ比が優れ,中心周波数250MHzのパルス型地中レーダに比べ深さ分解能が優れている結果が得られた。これらの結果から,本SFCW型地中レーダ単独によりパルス型地中レーダでは相容れることの難しい深い探知深度と高分解能の両立を図ることができ,複数のパルス型地中レーダの組合せとの置き換えや優先的なフィールドへの導入が期待される。(著者抄録)