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J-GLOBAL ID：201602211706335844   整理番号：16A0258669

石油タンク底板内面用重防食塗膜の劣化プロセス追跡 -温度勾配下におけるふくれ成長の定量的評価-

Monitoring of Degradation Process of Heavy-Duty Coating on Internal Bottom Plate of Oil Storage Tank -Quantitative Evaluation of Blister Growth under Temperature Gradient-

著者 (3件)： 伊藤大輔 (横浜国立大学大学院工学研究院) ,  徳武皓也 (総務省消防庁消防研究センター) ,  岡崎慎司 (横浜国立大学大学院工学研究院)
資料名： 圧力技術  (Journal of High Pressure Institute of Japan)
巻： 54  号： 1  ページ： 25-34 (J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： S0913A  ISSN： 0387-0154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石油貯蔵タンクの底板は過酷な腐食環境に置かれるため,有機系樹脂塗膜が施されている。この部位での補修作業は困難なため,長期安定性のあるガラスフレーク入りビニルエステル樹脂ライニング(重防食塗膜)が適用される。しかしながら,長期使用において膨れが生じる事例が報告されている。より安定な重防食塗膜の開発には,この現象の理解が重要である。本研究においては,この観点から加速試験を用いた劣化プロセスの追求を行なった。所定の重防食塗膜処理を行なったSS400鋼板を供試材とし,加速試験として採用した温度勾配付与浸漬試験と一定期間毎に取り出したサンプルのインピーダンス測定を実施した。また,塗膜および素地金属表面の分析を行なった。この実験から,本実験手法により膨れが生じるまでの電気的特性を知ることができ,これから,塗膜中へのガラスフレーク導入が塗装内部への水やイオン種の浸透を抑制できることを明らかにした。また,膨れ下の金属素地表面にさび層が形成することも見出した。

シソーラス用語： *油タンク ,  用途別板 ,  *塗装 ,  ガラス ,  フレーク ,  ビニルエステル樹脂 ,  *ブリスタリング ,  加速試験 ,  温度勾配 ,  炭素鋼
準シソーラス用語： *重防食塗装 ,  底板

分類 (2件)： プラスチック被覆  (WC08060U) ,  防食  (WB03040M)

タイトルに関連する用語 (10件)： 石油タンク ,  底板 ,  防食 ,  塗膜 ,  プロセス ,  追跡 ,  温度勾配 ,  ふくれ ,  成長 ,  定量的評価