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J-GLOBAL ID：201602211768100975   整理番号：16A0353461

DC-DCコンバータのFMラジオ帯のコモンモードノイズ発生メカニズムの解析

著者 (6件)： 高橋篤弘 (豊田中研) ,  塚田浩司 (豊田中研) ,  小島崇 (豊田中研) ,  服部佳晋 (豊田中研) ,  舟木剛 (大阪大 大学院工学研究科) ,  和田修己 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B(Web)
巻： J99-B  号： 3  ページ： 144-154 (WEB ONLY)  発行年： 2016年03月01日 
JST資料番号： U0471A  ISSN： 1881-0209  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電力変換器から発生するコモンモード電流が,FMラジオに干渉する問題が顕在化しつつある。本論文では,フルブリッジ方式の絶縁型DC-DCコンバータを対象とし,上記コモンモード電流の要因の一つである入力端子のコモンモード電圧の発生メカニズムを解析した。その結果,フルブリッジ回路を構成するトランジスタのターンオン及びターンオフのドレイン・ソース間電圧の時間変化により,電源線間に正弦波振動する電圧が発生し,これがノイズ源となっていることが分かった。また,入力端子のコモンモード電圧は,この電源線間の電圧変動と,電源線のインピーダンスのバランスによってほぼ決まることを明らかにした。更に,電源線のインピーダンスをバランスさせても,上下アームの中点とGND間の寄生容量により,インピーダンスのバランスが崩れることも明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *雑音解析 ,  雑音特性 ,  *DC-DCコンバータ ,  FM放送 ,  モード ,  雑音発生 ,  発生生理 ,  漂遊容量 ,  *電流 ,  *雑音低減
準シソーラス用語： コモンモード ,  *コモンモード電流 ,  寄生容量 ,  発生メカニズム

分類 (1件)： 雑音一般  (ND04010J)

引用文献 (13件)：

• C.R. Paul, “A comparison of the contributions of common-mode and differential-mode currents in rasiated emissions,” IEEE Trans. Electromagn. Compat., vol.30, no.2, pp.189-193, May 1989.
• C.R. Paul(原著),佐藤利三郎(監修),櫻井秋久(監訳), 他,“放射エミッションとサセプタビリティ,” EMC 概論, pp.429-443, ミマツデータシステム,1996.
• 小笠原悟司,藤田英明,赤木泰文,“電圧型 PWM インバータが発生する高周波漏れ電流のモデリングと理論解析,” 電学論(D),vol.115, no.1, pp.77-83, Jan. 1995.
• Electrically propelled road vehicles - Safety specifications - Part3: Protection of persons against electric shock, ISO6469-3, Dec. 2011.
• 近藤陽介,泉地正人,山本貴生,平野尚彦,“パワーエレクトロニクス機器の VHF 帯伝導エミッションのシミュレーション,” 電学論(D),vol.133, no.5, pp.510-517, 2013.

タイトルに関連する用語 (7件)： DC-DCコンバータ ,  Fm ,  ラジオ ,  コモンモード ,  ノイズ発生 ,  メカニズム ,  解析