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J-GLOBAL ID:201602211829042876   整理番号:16A0051433

中緯度上の海洋性境界層雲の雲頂の特徴と海霧の頻度

Characteristics of the Cloud Top Heights of Marine Boundary Layer Clouds and the Frequency of Marine Fog over Mid-Latitudes
著者 (5件):
資料名:
巻: 93  号:ページ: 613-628  発行年: 2015年12月25日 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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中緯度における海様性境界層雲(MBLCs)の雲頂高度は,亜熱帯のMBLCsほど注目を受けておらず,本研究では,Cloud-Aerosol Lidar and Infrared Pathfinder Satellite Observations(CALIPSO)衛星からの観察に基づく雲マスクデータを使い調査した。本研究では,中緯度上でのMBLCsの雲頂高度の変動と海霧の頻度の観測特性の包括的な概観を提供する。中緯度MBLCsの雲頂高度の季節変動は北半球と南半球の間での季節変動の違いと同程度であることが明らかとなった。例を挙げると,北太平洋上では冬季に雲頂高度は高く(1800mまで上昇),夏には低い(800mまで低下)。一方で南半球においては季節変動はあまりはっきりとせず,高度の範囲は1300mから1500mまでである。同時に,霧の発生頻度にははっきりとした季節変動が北太平洋と北西大西洋にみられ,南大洋上の霧の頻度は季節によらずほとんど一定であった。MBLCの頂高度と安定度指数の間と,霧の頻度と海面気温と海面水温の間の温度差の様ないくつかの海面パラメータの間に高い相関が見られた。南大洋上の夏季及び冬季のMBLCsの雲頂高度における緯度方向の変動を北太平洋のそれと比較した。夜間と中間の雲頂高度の差もまた存在した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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中小規模擾乱,降水特性  ,  海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (52件):
  • Abel, S. J., D. N. Walters, and G. Allen, 2010: Evaluation of stratocumulus cloud prediction in the Met Office forecast model during VOCALS-Rex. Atmos. Chem. Phys., 10, 10541-10559.
  • Ahlgrimm, M., and M. Köhler, 2010: Evaluation of trade cumulus in the ECMWF model with observations from CALIPSO. Mon. Wea. Rev., 138, 3071-3083.
  • Ahlgrimm, M., D. A. Randall, and M. Köhler, 2009: Evaluating cloud frequency of occurrence and cloud-top height using spaceborne lidar observations. Mon. Wea. Rev., 137, 4225-4237.
  • Albrecht, B. A., D. A. Randall, and S. Nicholls, 1988: Observations of marine stratocumulus clouds during FIRE. Bull. Amer. Meteor. Soc., 69, 618-626.
  • Betts, A. K., 1990: Diurnal variation of California coastal stratocumulus from two days of boundary layer soundings. Tellus A, 42, 302-304.
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