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J-GLOBAL ID：201602212644841787   整理番号：16A0018302

骨格構造概念に基づく火山砕屑物の力学挙動の把握に関する研究

著者 (2件)： 野々山栄人 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  野々山栄人 (防衛大)
資料名： 深田研究助成研究報告
巻： 2014  ページ： 15-21  発行年： 2015年11月01日 
JST資料番号： L2457A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 焼岳白水谷斜面を対象として,火山砕屑物の力学的挙動把握のための研究を行った。具体的には,現地調査を実施して対象斜面の地形を把握し,現地で採取した火山砕屑物について各種の土質試験を行い,その材料定数と初期値を求めた。本研究の主要な成果は以下のとおり。1:焼岳白水谷斜面の地層は3層で構成される。すなわち,上流側の下層に古期火砕流が分布し,それを新期火砕流が覆い,下流に向けて徐々に細粒化し細粒相へと至る。2:採取した火山砕屑物は,物理特性からは砂礫材料に近く,他の火山性堆積物に比べて粗粒分が多い。又材料特性として圧縮性が大きい。3:骨格構造概念に基づいて実施した土質試験結果の再現から,採取試料の材料定数とその初生値が決定された。

シソーラス用語： *岐阜県 ,  *長野県 ,  *火山砕屑物 ,  *土質試験 ,  骨格 ,  三軸圧縮試験 ,  火砕流堆積物
準シソーラス用語： 骨格構造

分類 (1件)： 現地調査,土質試験  (RA03020I)

引用文献 (5件)：

• Asaoka, A., Noda, T., Yamada, E., Kaneda, K. and Nakano, M., 2002, An elasto-plastic description of two distinct volume change mechanisms of soils, Soils and Foundations, 42(5), 47-57.
• 国土交通省北陸地方整備局,神通川流域の災害年表, http://www.hrr.mlit.go.jp/jintsu/outline/saigai/saigai.html.(参照:2014/12/23)
• 本明将来・横内啓隆・若井明彦・後藤聡,2014,台風26号による伊豆大島土砂災害の表層崩壊機構の検討(その1:遠心模型実験),第49回地盤工学研究発表,No.912,1823-1824.
• 増田将也・荒木功平・後藤聡,2014,火山性堆積物の物理特性および力学特性に関する研究,第49回地盤工学研究発表,No215,429-430.
• 西岡孝尚・澁谷啓,2014,富士周辺における「スコリア」の地盤工学的特性,地盤ジャーナル,9(3),397-415.

タイトルに関連する用語 (7件)： 骨格構造 ,  概念 ,  火山砕屑物 ,  力学 ,  挙動 ,  把握 ,  研究