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J-GLOBAL ID:201602213304413734   整理番号:16A1100526

ヨモギ(Artemisia tridentata)(キク科)における植食性と揮発性コミュニケーションに対する応答の季節的変動

Seasonal variation of responses to herbivory and volatile communication in sagebrush (Artemisia tridentata) (Asteraceae)
著者 (4件):
資料名:
巻: 129  号:ページ: 659-666  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: G0618A  ISSN: 0918-9440  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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植物は種々の方法で昆虫類の植食性に応答し,適合性の減少を回避している。しかし,植物生理に対する植食性の影響は植食性の季節的タイミングに強く依存している。本稿では,ヨモギ(Artemisia tridentata)の成績に対する植食性の季節的タイミングの影響を調べた。ヨモギは同じまたは隣接植物の切りぬき葉から放出された揮発分を受けることにより全身抵抗性を誘導することが知られている。葉植食性に対する抵抗性は春の揮発性コミュニケーション後により効果的に誘導される。本稿では,ヨモギの葉が展開する5月と花序が形成される7月に葉の25を切りぬく実験を行った。切りぬき植物と切りぬき植物から放出された揮発分を受ける隣接植物の成長と花生産を測定した。春の処理では切りぬき植物の成長は減少した。これは初期葉植食性が植食性後に獲得する資源に対する機会の減少のためであり,結果として葉の抵抗性の強い誘導をもたらした。一方,7月の処理は揮発物を放出した植物の花生産を増加させ,これは花序数の増加により主に引き起こされた。7月の処理はヨモギが花序を生産するときに起こり,ヨモギは葉よりも花序における補償能力および/または抵抗性を増加させることにより後期植食性に応答した。これらの結果により,ヨモギは植食性に対する応答を変化させ,引き続く揮発性コミュニケーションも季節的に変化させ,応答の季節的変動が抵抗誘導のコストを減少させていると考えられることを示した。Copyright 2016 The Botanical Society of Japan and Springer Japan Translated into Japanese from English by JST.
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分類 (2件):
分類
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植物生理学一般  ,  異種生物間相互作用 

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