抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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木を使ったものづくり活動(WCA)による「木製ベンチ(WB)」が使用者の森林保全の意識・行動に及ぼす影響を考察するため,高取山を来訪する主に高齢者を対象にアンケート調査や現地調査等を行い,既存の「樹脂製ベンチ(PB)」と比較して考察した。その結果,以下の知見を得た。1)WCAの認知者や登山会の人にとって,「WB」は座れることで「風景の魅力」が向上する効果が「PB」よりも高いと考えられた。2)WCAの認知者や,設置により森林保全や自然環境に関心を持った人は,「森林保全の影響力」として「木製物の利用」や「楽しさや面白さ」が感じられる工夫が必要であると考えていることを示唆した。3)修繕に協力する意欲は「WB」の方が「PB」より高く,「WB」を維持管理することで省エネルギーや省資源等の効果や,WCAの学生の継続的な関わりが期待された。(著者抄録)