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J-GLOBAL ID：201602213532943267   整理番号：16A1214241

比較水文学的アプローチによる山地流域の降雨流出応答の影響因子に関する一考察

An Analysis for Main Controls of Rainfall-runoff Response Function at Mountainous Headwater Catchment through a Comparative Hydrological Approach

著者 (6件)： 内田太郎 (国土技術政策総合研) ,  友村光秀 (気象工学研究所) ,  佐藤悠 (気象工学研究所) ,  浅野友子 (東大) ,  蒲原潤一 (国土技術政策総合研) ,  蒲原潤一 (長野県 建設部)
資料名： 地形  (Transactions Japanese Geomorphological Union)
巻： 37  号： 4  ページ： 579-595  発行年： 2016年10月25日 
JST資料番号： X0735A  ISSN： 0389-1755  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本全国の流域面積100km²以下の164の山地流域の国土交通省の水文水質データベースを用いて,タンクモデルにより流域の降雨流出応答特性を定式化し,地形情報,地質情報等とタンクモデルの係数の関係性を重回帰分析により検証した。得られた成果は,1)地質年代は降雨流出応答特性を説明する因子として選ばれることは少なかった。一方,岩種は,降雨流出応答特性を説明する因子として抽出される場合が多く,特に深成岩・変成岩と火山岩・堆積岩で異なる特性を有することが示された。2)平均年最大日雨量が降雨時の降雨流出応答特性を説明する因子として抽出された。

シソーラス用語： *山地流域 ,  *流出 ,  データベース ,  *タンクモデル ,  応答特性 ,  多重回帰分析 ,  深成岩 ,  変成岩 ,  火山岩 ,  堆積岩 ,  因子 ,  水質 ,  河川水 ,  *流出解析
準シソーラス用語： 影響因子 ,  *降雨流出

分類 (1件)： 流出解析  (DC07030N)

引用文献 (41件)：

• Akaike, H. (1974) A new look at the statistical model identification: IEEE Transactions on Automatic Control, 19, 716-723.
• Anderson, S. P., Dietrich, W. E., Montgomery, D. R., Torres, R, Conrad, M. E. and Loague, K. (1997) Subsurface flow paths in a steep, unchanneled catchment: Water Resources Research, 33, 2637-2653.
• 浅野友子(2014)日本の山地流域の降雨流出データ-収集データの概要と観測の課題:-水文・水資源学会誌,27,19-28.
• Asano, Y. and Uchida, T. (2012) Flow path depth is the main controller of mean baseflow transit times in a mountainous catchment: Water Resources Research, 48, W03512, doi 10.1029/2011WR010906
• Bosch, J. M. and Hewlett, J. D. (1982) A review of catchment experiments to determine: The effect of vegetation changes on water yield and evapotranspiration: Journal of Hydrology, 55, 117-133.

タイトルに関連する用語 (5件)： 水文学 ,  山地流域 ,  降雨流出 ,  応答 ,  影響因子