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J-GLOBAL ID：201602213586892151   整理番号：16A0012385

クリアランスを有さない天井の地震応答性状 その3 応答解析による天井の変形と応力分布の検討

Seismic Performance of Ceiling without Artificial Spacing to Surrounding Object: Part 3: Analytical Study on Deformation and Stress of Ceiling

著者 (4件)： 田原健一 (フジタ) ,  佐々木康人 (フジタ) ,  佐藤幸博 (フジタ) ,  佐々木聡 (フジタ)
資料名： フジタ技術研究報告  (Fujita Technical Research Report)
号： 51  ページ： 63-68  発行年： 2015年11月 
JST資料番号： S0718A  ISSN： 1348-0650  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 吊り天井と周囲の壁等との間のクリアランスを設けず,天井に生じる地震力を周囲の壁等に負担させる「クリアランスなし天井」についての一連の研究の報告である。前報では,地震時の応答性状を明らかにすることを主な目的として振動台実験を行い,実験結果と,簡易なモデルを用いた解析の結果について報告している。本報では,この実験結果から得られた知見を基に,多質点系を用いたモデルによる応答解析を行った。はじめに,振動台実験の結果と解析結果と良く対応することを確認した。天井各部の加速度について,天井の衝突側端部の加速度は大きく,天井の重心位置付近では小さい分布形状となった。また,天井の端部や受け壁に生じる反力は,天井の重心位置に生じる加速度と天井の全質量の積に概ね一致することが明らかとなった。これにより,天井の重心位置に全体の質量を集約した単純なモデルを用いて重心位置の加速度を求め,天井の質量を乗じることで,設計用の荷重を評価できることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *間隙 ,  *天井 ,  *地震応答 ,  振動台試験 ,  加速度 ,  *応答解析 ,  衝突 ,  重心 ,  耐震性 ,  吊構造
準シソーラス用語： 多質点系

分類 (2件)： 床,天井  (RB03040H) ,  構造動力学  (HD02000E)

引用文献 (4件)：

• 田原健一、佐々木康人、佐藤幸博、佐々木聡: クリアランスを有さない天井の地震応答性状 その1・その2、 フジタ技術研究報告、 第50号、 2014年
• 特定天井及び特定天井の構造耐力上安全な構造方法等を定める件(平成25 年国土交通省告示第771号)、 ほか、 官報号外第170号、 2013年8月5日
• 元結正次郎、菅野嵩晃: 隙間なし鋼製下地在来工法天井の不安定挙動に関する一考察 その1・その2、 日本建築学会大会学術講演梗概集、 pp.831-834、 2015年9月
• 脇山善夫、渡壁守正、稲井慎介、森田泰弘、石原直、喜々津仁密: 開口を有する鋼製下地吊り天井の耐力に関する実験、 その1-その2、 日本建築学会大会学術講演梗概集、 pp.855-858、 2015年9月

タイトルに関連する用語 (6件)： クリアランス ,  天井 ,  地震応答 ,  性状 ,  応答解析 ,  応力分布