文献

J-GLOBAL ID：201602213704983949   整理番号：16A0118166

ナノマテリアルとナノテクノロジー 自動車用燃料電池向け電極触媒の高性能化とナノテクノロジー

Development of High Performance Electrochatalysts for Fuel Cell Vehicles by Nanotechnology

著者 (3件)： 内田誠 (山梨大 燃料電池ナノ材料研究セ) ,  矢野啓 (山梨大 燃料電池ナノ材料研究セ) ,  柿沼克良 (山梨大 燃料電池ナノ材料研究セ)
資料名： 自動車技術  (Journal of Society of Automotive Engineers of Japan)
巻： 69  号： 11  ページ： 63-71  発行年： 2015年11月01日 
JST資料番号： F0387A  ISSN： 0385-7298  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 燃料電池自動車の高性能化,高耐久性,低コスト化を左右する電教区触媒について検討した。水素極及び酸素極の電極構造はいずれも触媒層とガス拡散層からなる2層構造の電極である。触媒層の細孔分布は直径0.04~1.0nmの細孔(二次孔:カーボン粒子の凝集体間)に分布していることがわかった。その結果,Ptの有効性を増大するために,一次粒子内のナノ細孔の削減などが導出された。Pt触媒の合金化とスキン層形成による活性向上と安定化について調べた。セラミック担体担持Pt触媒によるカソード性能向上と高耐久化を提示した。この研究は,High Performance Fuel Cellsプロジェクトで行われたものである。

シソーラス用語： 白金触媒 ,  燃料電池自動車 ,  *燃料電池 ,  層 ,  拡散層 ,  合金化 ,  キャリア ,  カソード ,  *細孔径分布 ,  *電極
準シソーラス用語： 触媒層 ,  ガス拡散層 ,  担体

分類 (1件)： 燃料電池  (YB04040V)

引用文献 (19件)：

• 田村秀雄ほか:電子とイオンの機能化学シリーズVol.4固体高分子形燃料電池のすべて,p.115-136,NTS(2003)
• M. Uchida, et al. : Effect of the state of distribution of supported Pt nanoparticles on effective Pt utilization in polymer electrolyte fuel cells, Phys. Chem. Chem. Phys., Vol. 15, p. 11236 (2013)
• M. Uchida, et al. : Effects of microstructure on carbon support in the catalyst layer on the performance of polymer electrolyte fuel cells, J. Electrochem. Soc., Vol. 143, p. 2245 (1996)
• E. Passalacqua, et al. : Nafion content in the catalyst layer of polymer electrolyte fuel cells: effects on structure and performance Electrochim. Acta, Vol. 46, p. 799 (2001)
• S. -J. Shin, et al. : Effect of the catalytic ink preparation method on the performance of polymer electrolyte membrane fuel cells, J. Power Sources, Vol. 106, p. 146 (2002)

タイトルに関連する用語 (6件)： ナノマテリアル ,  ナノテクノロジー ,  自動車用燃料 ,  電池 ,  電極触媒 ,  高性能化