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J-GLOBAL ID：201602214064893316   整理番号：16A0105712

広葉樹による木質バイオマス発電用燃料の供給可能性に関する研究

The Feasibility of using Biomass from Broad-Leaved Trees as Fuel for Power Generation

著者 (2件)： 福田雄治 (高知大学大学院黒潮圏総合科学専攻) ,  飯國芳明 (高知大学教育研究部総合科学系)
資料名： 農林業問題研究(Web)  (Journal of Rural Problems (Web))
巻： 51  号： 3  ページ： 215-220 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0665A  ISSN： 2185-9973  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高知県では森林資源の利用拡大のため,再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用した2ヵ所の発電プラントを整備している。本プラントでは,主たる木質バイオマスを針葉樹に求めてきたが,建築用原料材等との競合から供給量の確保が難しい。本稿は,木質バイオマスを広葉樹に求めることの実行性について,県内の広葉樹チップの価格と生産量に基づく需給曲線から,発電プラントの木材需要が賄えるか否か,また,利潤確保の可能性はどうかを検討した。この結果,一定の買取価格以上で黒字維持は可能で,中長期的に見て木質バイオマスやCLT等の新規需要による材価の上昇見込み等から供給体制の整備は進むと思われることが明らかになった。

シソーラス用語： *広葉樹 ,  *木質バイオマス ,  *内燃機関発電 ,  燃料 ,  林産資源 ,  再生エネルギー ,  制度 ,  発電所 ,  エネルギー供給 ,  指標 ,  *供給 ,  *給油 ,  最小二乗法 ,  *バイオマス発電 ,  発電用燃料 ,  採算性
準シソーラス用語： *安定供給 ,  固定価格買取制度 ,  再生可能エネルギー ,  森林資源 ,  *燃料供給 ,  発電プラント ,  利益性

分類 (2件)： 林業一般  (FF01010M) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (11件)：

• 梶山恵司(2013)「木質バイオマスエネルギー利用の現状と課題-FITを中心とした日独比較分析-」『研究レポート(富士通総研経済研究所)』(409),3.
• 経済産業省調達価格等算定委員会(2012)「資料5全量買取制度における木質バイオマス資源別電力単価シミュレーション総括」(http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/
pdf/004_05_00.pdf)[2014年11月8日参照].
• 高知県(2013)「平成24年度 高知県の森林・林業・木材産業」(http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030101/24toukei.html)[2014年11月8日参照].
• 高知県木質バイオマスエネルギー利用促進協議会(2013)「資料4-2木質バイオマス施設の整備事業の概要」(http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030501/files/2013080200121/
2013080200121_www_pref_kochi_lg_jp_uploaded_life_92185_328198_misc.pdf)[2014年11月8日参照].
• 資源エネルギー庁(2014)「新エネルギーについて(なっとく!再生可能エネルギー)」(http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/kakaku.html)[2014年11月8日参照].

タイトルに関連する用語 (5件)： 広葉樹 ,  木質バイオマス ,  発電用燃料 ,  可能性 ,  研究