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J-GLOBAL ID:201602214241305691   整理番号:16A0215881

廃水処理施設からの窒素排出量を評価化するための統合環境影響アセスメントモデルの開発

Development of an Integrated Environmental Impact Assessment Model for Assessing Nitrogen Emissions from Wastewater Treatment Plants
著者 (4件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 6-14 (J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U0066A  ISSN: 1348-2165  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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廃水処理施設(WWTPs)に対する環境影響アセスメントでは,温室効果ガスの排出量,栄養物質の排出量および有害物質の排出量を含む多くのエンドポイントを評価した。本研究の主目的は,廃水処理プロセスに関する統合環境影響アセスメントモデルの開発である。アセスメントモデルは,ライフサイクルアセスメントに対して日本で使用されている影響アセスメント方法論に基づいている。特に,富栄養化は,遊離アンモニアの影響と共にモデルの中で考慮されているが,これはこの化学物質が水生生態系に毒性作用をもつことが知られているからである。次に,開発されたモデルを二つの異なった条件(ケース1,硝化無し;ケース2,硝化有り)の下で運転される実際のWWTPに適用し,最良の運転条件を窒素排出量に基づいて評価した。結果は,ケース1におけるWWTPの環境影響への主な貢献者がNH4-Nの排出に由来する生態毒性であることを示している。ケース2においては,主な貢献者は全窒素の排出に由来する富栄養化である。これらの結果は,WWTPsの全環境影響が硝化を採用した場合に減少するが,それはこれがNH4-Nの生態毒性を伴う影響を減らすからであることを明らかにした。
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分類 (3件):
分類
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下水,廃水の化学的処理  ,  環境問題  ,  研究開発 
引用文献 (30件):
  • [1] Kampschreur MJ, Temmink H, Kleerebezem R, Jetten MS, van Loosdrecht MC: Nitrous oxide emission during wastewater treatment. Water Res., 43(17), 4093-4103, 2009.
  • [2] IPCC: Climate Change 2001: The Scientific Basis, Cambridge University Press, Cambridge, UK, 2001.
  • [3] Mishima I, Yoshida Y, Fujita M: Analysis of N2O production potential on nitrification process in full-scale wastewater treatment plants. J. Japan Society Water Environ., 37(6), 219-227, 2014. [in Japanese]
  • [4] Emerson K, Russo RC, Lund RE, Thurston RV: Aqueous ammonia equilibrium calculations: effect of pH and temperature. J. Fish. Res. Board Can., 32(12), 2379-2383, 1975.
  • [5] Camargo JA, Alonso A: Ecological and toxicological effects of inorganic nitrogen pollution in aquatic ecosystems: A global assessment. Environ. Int., 32(6), 831-849, 2006.
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