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J-GLOBAL ID：201602215040987926   整理番号：16A0476194

し尿・汚泥集約処理システムの史的背景と処理技術の変遷

著者 (2件)： 松田圭二 (日本環境衛セ) ,  岩堀恵祐 (宮城大 食産業)
資料名： 用水と廃水  (Journal of Water and Waste)
巻： 58  号： 6  ページ： 437-452  発行年： 2016年06月01日 
JST資料番号： G0195A  ISSN： 0513-5907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： わが国のし尿・汚泥集約処理に関する制度・法令等の史的背景を概説するとともに,集約処理システムにおける技術の概要とその変遷について解説した。し尿・汚泥集約処理システムは,わが国独自の技術開発により1950年代から普及し,法制度,長期計画,財政支援策,技術上の基準などが整備され,処理方式の開発と実用化が進められてきた。近年では,有機性廃棄物の総合的な処理とリサイクルを行ない,循環型社会形成へ貢献する役割が加わった。今後は,処理システムの災害対応力,広域的な集約処理,一元的な生活排水処理,ごみ焼却施設とのコンバインド,リサイクルに係わる事業間連携,地域資源循環に向けた地場産業との連携などが求められる。処理システムの強靱化と効率化に加え,総合的な資源循環と地球環境保全に貢献する将来の研究開発に期待した。(著者抄録)

シソーラス用語： 屎尿 ,  スラッジ ,  技術史 ,  法規 ,  廃棄物 ,  廃棄物処理 ,  リサイクル ,  社会 ,  災害対策 ,  廃水処理 ,  下水処理 ,  清掃工場 ,  環境保全 ,  肥料 ,  環境汚染 ,  高次処理 ,  嫌気性処理 ,  好気性処理 ,  衛生車 ,  *技術開発 ,  研究開発 ,  屎尿処理施設 ,  汚泥
準シソーラス用語： 災害対応 ,  循環型社会 ,  浄化槽汚泥 ,  生活排水処理 ,  地球環境保全 ,  法令 ,  ごみ焼却施設 ,  バキュームカー

分類 (1件)： し尿処理  (SC05020D)

引用文献 (39件)：

• (財)日本日本環境衛生センター:平成19年度環境省請負業務 我が国におけるし尿処理システムの発達史に関する調査業務報告書(概要版),p.1~3(2008).
• 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課:日本の廃棄物処理(平成25年度版),p.38~41 (https://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/h25/data/disposal.pdf) (2015).
• (財)日本環境衛生センター:平成19年度環境省請負業務 我が国におけるし尿処理システムの発達史に関する調査業務報告書 巻末資料(2008).
• 田所正晴:神奈川県におけるし尿処理施設の変遷 平成23年度版,神奈川県環境科学センター業務報告,1~ 13(2011).
• 岩堀恵祐,小川 浩,石原光倫:浄化槽の史的背景と処理技術の変遷,用水と廃水,56(10)689~698(2014).

タイトルに関連する用語 (5件)： し尿 ,  汚泥 ,  集約 ,  処理システム ,  背景