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J-GLOBAL ID:201602215287784868   整理番号:16A0091872

柔らかいシクロデキストリンナノゲルによる界面吸着によるPickering乳濁液の調製

Preparation of Pickering emulsions through interfacial adsorption by soft cyclodextrin nanogels
著者 (6件):
資料名:
巻: 11  号: Nov  ページ: 2355-2364 (WEB ONLY)  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: U7003A  ISSN: 1860-5397  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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背景:コロイド粒子よって安定する乳濁液は,Pickering乳濁液として知られている。現在では,柔らかいミクロゲル粒子だけでなく無機および有機粒子も,Pickering乳化剤として利用している。シクロデキストリン(CD)は油-水境界面でCD-油錯体を形成して興味深い乳濁液安定剤として働くが,高濃度のCDが通常必要である。著者らの研究では,ユニークな表面活性特性を持つ柔らかいコロイド性CD重合体(CDナノゲル)に基づく効果的なPickering乳化剤に重点を置いている。結果:フェニルジイソシアナートとヘプタキス(2,6-ジ-O-メチル)-β-シクロデキストリンとを架橋し,その後水中で結果的に生じる重合体の液浸によりCDナノゲルを調製した。動的光散乱研究では,初生の直径30~50nmのCDナノゲルを,CDナノゲル濃度0.01から0.1wt%に増加することにより,直径120nmのより大きなCDナノゲルに集合することを示した。CDナノゲルは,空気-水の境界面で水の表面張力を減らす表面活性特性を持つ。CDナノゲルは低濃度(0.1wt%)の時でさえ,CDナノゲルよる界面吸着により,安定な水中油乳濁液を形成し,効果的なPickering乳濁液安定剤として働く。結論:柔らかいCDナノゲル粒子は油-水境界面での強い相互接続ネットワークを形成することで吸着し,効果的な適応範囲で安定なPickering乳濁液を形成する。液滴面でのCDナノゲルの吸着特性は,多孔性表面での新しいマイクロカプセル構築ブロックとなる大きな可能性を持つ。これらのマイクロカプセルは,刺激に反応するナノキャリアおよびナノコンテナとして働く可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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高分子固体の構造と形態学  ,  コロイド化学一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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