抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
安全なインフラに向けての維持管理とSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)での取り組みについて紹介した。日本では,高度成長期時代に建設されたインフラが高齢化し,維持管理更新費の負担が徐々にのしかかり,加えて事故リスクの上昇が懸念されている。発展途上諸国においても,大きなインフラ需要があり,将来負担を軽減する維持管理技術の導入が急務である。内閣府総合技術・イノベーション会議(CSTI)は2014年度から,SIPをスタートさせ,取り組む10課題の1つとして「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」が選ばれた。本稿では,インフラ点検の現状に触れた後,目視・打音検査の自動化・合理化,周波数シフト帰還型レーザやX線散乱計測等の新たな計測原理への挑戦,センシング技術とICTを活用したモニタリング技術,衛星搭載合成開口レーダや移動体モニタリング等による移動手段の効率化といったSIPで展開されている技術の一端を紹介した。