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J-GLOBAL ID:201602215325090891   整理番号:16A0185957

大雪山御鉢平カルデラ起源の2種類の火砕流堆積物の噴出間隙:古地磁気方位に基づく推定

Eruption Interval between the Two Pyroclastic-flows from the Ohachidaira Caldera of Taisetsu Volcano, Central Hokkaido, Japan: Estimation from the Paleomagnetic Directions
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巻: 60  号:ページ: 447-459  発行年: 2015年12月31日 
JST資料番号: G0918A  ISSN: 0453-4360  CODEN: KAZAAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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北海道中央部に位置する大雪山の御鉢平カルデラから噴出した火砕流堆積物は,岩石学的に異なったタイプのHb-type火砕流とPx-type火砕流2種類に分けられる。Hb-type火砕流堆積物の上にPx-type火砕流が重なり,その間に,Hb-type火砕流堆積物起源の溶結凝灰岩が挟まれている。しかし,この両者の噴出時間間隔を推定できるような地質学的情報や絶対年代値は得られていない。そこでこの2種類の火砕流堆積物の噴出時期の時間間隔を評価するために,13箇所の露頭から138個の試料を採取し,古地磁気方位を測定し解析を行った。その結果,両者の古磁気方位は有意に異なっていることが確認された。Hb-typeの試料は正帯磁で僅かに西方に偏角している(全体平均でN=7,D=-27°,I=66.3°,α95=2.7°,k=511.2),一方Px-typeの試料は正帯磁で東方へ偏角している(全体平均でN=6,D=19.8°,I=67.5°,α95=4.6°,k=213.8)。中国,ロシア,ヨーロッパ,北米及び日本で報告された過去数万年間の永年変化記録に基づくと,両者の噴出時期は最短で約100±40年の時間間隔が存在することが明らかとなった。
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分類 (2件):
分類
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火山地質学一般  ,  古地磁気・岩石磁気 
引用文献 (30件):

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