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J-GLOBAL ID：201602215326425625   整理番号：16A0210102

3次元画像からの粒径分布の抽出による水素吸蔵合金充填層の粒子偏析現象に関する検討

Investigation of Particle Segregation in a Metal Hydride Packed Bed by Extracting Particle Size Distribution from a Three-Dimensional Image

著者 (6件)： 川上理亮 (高砂熱学工業) ,  奥村真彦 (東北大 大学院工学研究科) ,  齋藤泰洋 (東北大 大学院工学研究科) ,  松下洋介 (東北大 大学院工学研究科) ,  青木秀之 (東北大 大学院工学研究科) ,  滝克彦 (日本ビジュアルサイエンス)
資料名： 高砂熱学工業技術研究所報  (Report of Research & Development Center of Takasago Thermal Engineering Co., Ltd.)
号： 29  ページ： 33-43  発行年： 2015年11月 
JST資料番号： L2434A  ISSN： 2189-2792  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水素吸蔵合金充填層の充填構造を定量的に評価するためにX線CTによって撮像した充填層の三次元画像に対し,充填層を構成する粒子を認識する手法を提案した。水素吸蔵合金の撮像では水素吸蔵合金を層高さが51mmになるように充填し,X線CT撮像装置(島津製作所製)を使用した。提案した手法を粒径が既知のガラスビーズ充填層に適用し,その妥当性も検討した。ガラスビーズの撮像ではポリスチレン製円筒容器にガラスビーズ(粒径2.1mm)を充填し,X線CT撮像装置,ゴムスキャンテクノ製)を使用した。さらに,本手法を水素吸蔵合金充填層の三次元画像に適用し,水素吸放出に伴う充填構造の変化を評価した。加えて,充填構造の変化から水素の吸放出に伴う偏析現象を類推した。検討結果から得られた知見は,次の通り。1)本手法をガラスビーズ充填層に適用することによって,充填層のX線CT三次元画像から妥当な粒径分布が取得可能であることが分かった,2)本手法を水素吸蔵合金充填層の三次元画像に適用し,水素吸蔵合金量,粒径分布などを数値的に評価することができた。

シソーラス用語： *水素貯蔵合金 ,  *固定層 ,  粒子 ,  *偏析 ,  *立体画像 ,  *粒度分布 ,  X線CT ,  撮像装置 ,  ガラスビーズ ,  水素吸蔵 ,  ガス放出 ,  水素 ,  三次元画像 ,  水素放出 ,  検査 ,  X線検査 ,  放射線検査 ,  X線診断 ,  非破壊検査
準シソーラス用語： *粒子偏析

分類 (2件)： その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (47件)：

• 加藤敦史,川上理亮,増田正夫,万尾達徳,大山孝政,谷野正幸:技術研究所での水素研究の概要,高砂熱学工業技術研究所報;28(2014),pp.19-32.
• 川上理亮,奥村真彦,齋藤泰洋,青木秀之:水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵容器内の充填状態変化と応力発現の検討,高砂熱学工業技術研究所報,27(2013),pp.43-48.
• B. Y. Ao, S. X. Chen and G. Q. Jiang: Int. J. Alloys and Compounds, 390 (2005), pp.122-126.
• M. Okumura, K. Terui, A. Ikado, Y. Saito, M. Shoji, Y. Matsushita, H. Aoki, T. Miura and Y. Kawakami: Int. J. of Hydrogen Energy, 37 (2012), pp.6686-6693.
• M. Okumura, A. Ikado, Y. Saito, H. Aoki, T. Miura and Y. Kawakami: Int. J. of Hydrogen Energy, 37 (2012), pp.10715-10723.

タイトルに関連する用語 (5件)： 3次元画像 ,  粒径分布 ,  水素吸蔵合金 ,  充填層 ,  偏析現象