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J-GLOBAL ID:201602216022625359   整理番号:16A0691503

超大形穀粒のイネ系統における穀粒サイズを制御する新規QTLsの検出

Detection of Novel QTLs Regulating Grain Size in Extra-Large Grain Rice (Oryza sativa L.) Lines
著者 (13件):
資料名:
巻:号:ページ: 9:34 (WEB ONLY)  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: U7002A  ISSN: 1939-8425  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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穀粒サイズはイネ収量に影響する重要な形質である。ここでは,最大の穀粒サイズを持つ系統を同定し,穀粒サイズに影響する新規QTLを検出した。農業生物資源研究所のジーンバンクデータベースをスクリーニングし,最も幅広の穀粒のBG23と最も長い穀粒のLG10の2系統を同定した。この2系統を用い,穀粒サイズに関わるQTL解析を行った。BG23またはLG10と中型穀粒品種「日本晴」と「Kasalath」との交配によるF2集団のQTL解析で,8つのQTLを検出した。BG23とLG10の両者は,4つの主なQTL:GW2,GS3,qSW5/GW5,GW8の大形穀粒対立遺伝子を保持した。他の3つのマイナーなQTLはBG23に由来した。しかしながら,これらのQTLは2系統間の違いを説明できなかった。加えて,穀粒の長さと幅に関わる4つのQTLが,BG23とLG10の交配に由来するF2集団で検出された。なお,この集団は,両方の親植物でシェアされた4つの主要なQTLの強い影響を欠いた。これらの新たに検出されたQTLの中で,2つのQTL,GL3bとGL6の作用は後代検定で確認された。BG23とLG10対立遺伝子のホモ接合植物における内表皮細胞の長さの比較により,GL3bとGL6遺伝子はそれぞれ細胞伸長と細胞分裂を制御することがわかった。本研究で,日本で最大の穀粒を持つ2系統から穀粒サイズを制御する14のQTLを含む12の遺伝子座を検出した。これらの遺伝子座のうち,2つの遺伝子座の作用を確認し,その候補領域をマッピングした。穀粒サイズを制御する新規遺伝子の同定は,穀粒サイズを制御する分子機構の理解に貢献する。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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稲作  ,  遺伝子の構造と化学  ,  植物形態学・解剖学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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