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J-GLOBAL ID：201602216564879657   整理番号：16A0271816

「セルロースの実験と解析法」第31回 セルロースのイオン液体への溶解

著者 (2件)： 高田晃彦 (九大 先導物質化研) ,  門川淳一 (鹿児島大 大学院理工学研究科)
資料名： Cellulose Communications  (Cellulose Communications)
巻： 23  号： 1  ページ： 45-49  発行年： 2016年03月01日 
JST資料番号： L3993A  ISSN： 1342-730X  CODEN： CCOMFD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セルロースのイオン液体への溶解について述べた。セルロース溶解性を持つイオン液体のイオン種を挙げた。イオン液体は強い吸水性があるため,事前に脱水する必要がある。セルロースの種類により溶解性が異なる。溶媒の溶解能力に応じた高温加熱操作によりイオン液体中にセルロースを溶解する。本加熱により20~40°C低い温度で予備加熱を行うと,高温加熱の時間を短くし,セルロース鎖の分解を抑えることができる。溶解時の水分の効果について述べた。目視,偏光顕微鏡観察,粘弾性測定による溶解の確認について述べた。

シソーラス用語： *セルロース ,  *溶解 ,  *イオン液体 ,  高分子溶液 ,  高分子鎖 ,  粘弾性 ,  加熱 ,  時間 ,  切断
準シソーラス用語： 加熱時間 ,  分子鎖切断

分類 (1件)： 多糖類  (CF10054P)

引用文献 (11件)：

• Graenacher C., US Pat, 1943176,1934
• Swatloski R. P., Spear S. K., Holbrey J. D., Rogers R. D., J. Am. Chem. Soc., 124, 4974-4975 (2002).
• Zhao H., Baker G. A., Song Z., Olubajo O., Crittle T., Peters D., Green Chem., 10, 696-705 (2008).
• Pinkert, A., Marsh, K. N., Pang, S., Staiger, M. P., Chem. Rev., 109, 6712-6728 (2009).
• Wang H., Gurau G., Rogers R. D., Chem. Soc. Rev., 41, 1519-1537 (2012).

タイトルに関連する用語 (5件)： セルロース ,  実験 ,  解析法 ,  イオン液体 ,  溶解