抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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広島県で発生した豪雨による土砂災害のうち,1999年6月29日(6.29災害)と2014年8月20日(8.20災害)の概要と両災害の差異を解説した。降雨記録を示し,災害まで1週間の先行雨量,時間最大雨量を比較した。6.29災害では崖崩れが186個所,土石流が139個所で発生したのに対し,8.20災害ではそれぞれが59個所,107個所であった。8.20災害では,土砂災害が非常に狭い地域に集中した。斜面崩壊個所の地質の違いを説明した。両災害で発生した土石流の流出土砂量を単位流域面積当たりで比較すると,5.20災害の方が2.7倍ほど多く,多数の犠牲者が出た原因の一つとなった。