文献
J-GLOBAL ID:201602217971439657   整理番号:16A1332948

酸性熱水溶液による斜長石の風化変質に関する実験的研究-温泉の化学成分への影響-

Artificial Chemical Weathering of Plagioclase by Acidic Hydrothermal Solutions-The Effect on Chemical Composition of Hot Spring Water-
著者 (6件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 89-106  発行年: 2016年09月30日 
JST資料番号: F0950A  ISSN: 0030-2821  CODEN: ONKAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
酸性熱水溶液による主造岩鉱物である斜長石(灰曹長石と曹灰長石)の人工風化実験を行い,岩石・鉱物の科学的風化作用の温泉水の化学組成への影響を調べるために以下の実験を行った。斜長石試料は切断後片面を研磨し用いた。開放系に改良したソックスレー抽出器を用い,pH4に調整した塩酸,流酸,硝酸および蒸留水にて50°C,150mL/dayで,最長600日間の様々な期間晒すことを行った。溶脱元素はICP-MSで検討し,結晶表面の化学組成,形態変化,生成物は偏光顕微鏡,SEM,EPMA,XRD,TEMによって検討した。実験時間の増加に伴って斜長石表面には不規則な割れ目などが,また(Ca+Na+K)/(Si+Al)比の減少が見られた。溶脱のしやすさを示すモル比(溶脱した各元素の量/未処理の斜長石中の各元素の量)は,Mg,Ba,La,Ce,Yが比較的高い値を示し,Fe,Mg,Zn,Mnおよび3価の希土類(Ce,La,Nd,Sm)は反応の初期では高い値を示すが実験時間の増加によって減少することを,また構造中のフレームやその隙間を埋める斜長石の主成分Si,Al,Na,Caの溶脱は実験期間を通してほぼ一定であることを示した。灰曹長石および曹灰長石中から525日間に溶脱した主元素Si,Al,Ca,Naの量は顕著である。以上の結果は,斜長石から溶脱したこれら元素は,温泉水の化学組成形成の一因である可能性を示した。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
堆積学一般  ,  珪酸塩鉱物 
引用文献 (19件):

前のページに戻る