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J-GLOBAL ID：201602218767456959   整理番号：16A0103055

低温イオン導電体 金属-有機フレームワークに組み入れたイオン液体

Low temperature ionic conductor: ionic liquid incorporated within a metal-organic framework

著者 (5件)： FUJIE Kazuyuki (R&D Center Kagoshima, Kyocera Corp., 1-4 Kokubuyamashita-cho, Kirishima-shi, Kagoshima 899-4312, Japan. ...) ,  OTSUBO Kazuya ,  IKEDA Ryuichi ,  YAMADA Teppei ,  KITAGAWA Hiroshi
資料名： Chemical Science (Web)  (Chemical Science (Web))
巻： 6  号： 7  ページ： 4306-4310  発行年： 2015年07月15日 
JST資料番号： U7042A  ISSN： 2041-6539  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イオン液体(ILs)には電気化学的素子のための安全な電解質としての期待がかかる。しかし低温ではその要素イオン間の強い相互作用のためにILsの伝導率は急速に下がる。金属-有機フレームワーク(MOF)はILsサイズの極小化とゲストILsとMOFとの相互作用の調節により,ILsの動特性を制御するのに最適な多孔質ホストである。ここで初めてMOF中に取り込んだILのイオン電導について報告する。系はEMI-TFSA(1-エチル-3-メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミド)とZIF-8(Zn(MelM)₂,H(MelM)=2-メチルイミダゾール)をそれぞれILとMOFとして構成される。バルクEMI-TFSAのイオン導電性は凍結で急速に下がるのに対して,EMI-TFSA@ZIF-8は相転移が無いために大幅には低下しない。EMI-TFSA@ZIF-8のイオン電導率はバルクEMI-TFSAより250K以下では高い。この結果は,低温で動作する例えば電池のような電気化学装置のための電解質の設計のための新指針を提示する。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *イオン液体 ,  化学装置 ,  *電解質 ,  *ゲストホスト効果 ,  *多孔性 ,  *イオン伝導 ,  凍結 ,  *包接化合物 ,  アニオン
準シソーラス用語： 電気化学素子 ,  *金属-有機フレームワーク

分類 (2件)： 混合伝導  (BM03060U) ,  液体の輸送現象一般  (BL06011A)

物質索引 (3件)： 1-エチル-3-メチルイミダゾリウム ,  2-メチルイミダゾール ,  TFSA

タイトルに関連する用語 (3件)： 低温 ,  金属-有機フレームワーク ,  イオン液体