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J-GLOBAL ID：201602219756485589   整理番号：16A0306278

力ずくで進める化学反応とそれを利用した機能性高分子材料

著者 (1件)： 吉江尚子 (東大 生産技研)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 64  号： 3  ページ： 102-105  発行年： 2016年03月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 化学者は熱,光,電気等様々な形態のエネルギーを利用して,化学反応を制御している。一方,力学的な力も身近で手軽なエネルギーの一形態であるにもかかわらず,これを積極的に利用した化学反応の検討は,これまでほとんど行われてこなかった。本稿では,最近,注目を集めている外力により制御する化学反応(=メカノケミカル反応)を概観した後,その応用例として修復性ポリマーを紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： 固相反応 ,  *機能性高分子 ,  エネルギー変換 ,  Diels-Alder反応 ,  酸イミド ,  架橋【高分子】 ,  脂肪族ポリエステル ,  効果 ,  *末端基 ,  *高分子鎖 ,  *化学反応 ,  挙動 ,  可逆反応 ,  共有結合 ,  *テレケリック重合体
準シソーラス用語： メカノケミカル反応 ,  *自己修復高分子 ,  マレイミド類 ,  *末端基反応 ,  末端基効果 ,  応力ひずみ挙動 ,  動的共有結合

分類 (2件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  その他の高分子の反応  (CG03040H)

引用文献 (7件)：

• メカノケミカル反応の総説を2つ挙げておく. (a) M. M. Caruso, D. A. Davis, Q. Shen, S. A. Odom, N. R. Sottos, S. R. White, J. S. Moore, Chem. Rev. 2009, 109, 5755. (b) J. N. Brantley, K. M. Wiggins, C. W. Bielawski, Polym. Int. 2013, 62, 2.
• D. A. Davis, A. Hamilton, J. Yang, L. D. Cremar, D. Van Gough, S. L. Potisek, M. T. Ong, P. V. Braun, T. J. Martinez, S. R. White, J. S. Moore, N. R. Sottos, Nature 2009, 459, 68.
• 吉江尚子,荒木ひとみ,塗装工学 2011, 46, 146.
• N. Yoshie, M. Watanabe, H. Araki, K. Ishida, Polym. Degrad. Stab. 2010, 95, 826.
• N. Yoshie, S. Saito, N. Oya, Polymer 2011, 52, 6074.

タイトルに関連する用語 (2件)： 化学反応 ,  機能性高分子材料