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J-GLOBAL ID：201602220006000852   整理番号：16A0621774

水フラックスの計算による有効土層深決定方法の検討-HYDRUSを用いた数値シミュレーションによる新しい手法の提案-

Determination of the Depth of the Effective Soil Layer by Calculating Soil Water Flux-A new method based on the HYDRUS-1D numerical simulation application-

著者 (6件)： 岩田幸良 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  成岡道男 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  宮本輝仁 (農業・食品産業技術総合研究機構) ,  中村俊治 (農水省 北陸農政局) ,  松宮正和 (農水省 北陸農政局) ,  亀山幸司 (農業・食品産業技術総合研究機構)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
号： 302  ページ： I.175-I.183  発行年： 2016年06月30日 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 畑地灌漑計画において,土壌水分消費量や圃場における灌漑水量を決定する上で重要なパラメータである有効土層について,土壌中の水フラックスを用いて定義した。従来の定義に比べ,水フラックスを用いた定義の方が実態をより反映していると考えられた。この定義に基づいて有効土層深を決定する方法を具体的に示すため,数値シミュレーションソフトウエアのHYDRUS-1Dを用いて新潟県津南町に位置するユリ栽培試験圃場における土壌水分量のデータから,同圃場の有効土層深を決定した。その結果,有効土層深は試験圃場における主要根群域の20cmよりも深い35cmと推定された。この深さは,連続干天期間に土壌水分量の減少が著しい深さとほぼ一致した。試験圃場では24時間容水量の時点で下方浸透量が少なくなるため,両者が一致したと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *灌漑 ,  *土壌水分移動 ,  土壌含水量 ,  使用水量 ,  容水量 ,  期間 ,  試験圃場 ,  栽培 ,  範囲 ,  体積 ,  シミュレーション ,  *深さ ,  物質流束
準シソーラス用語： *畑地灌漑 ,  畑地用水量 ,  24時間容水量 ,  間断日数 ,  ユリ栽培 ,  主要根群域 ,  補給水量 ,  数値シミュレーション ,  *有効土層深 ,  水フラックス

分類 (2件)： 農業土木  (FB02000W) ,  土壌物理  (FB04030R)

タイトルに関連する用語 (6件)： 水フラックス ,  計算 ,  土層 ,  数値シミュレーション ,  手法 ,  提案