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J-GLOBAL ID:201602220051803040   整理番号:16A0095681

摂食ダニNeoseiulus californicus(ダニ目カブリダニ科)の絶食耐性におよぼす前飢餓餌の影響

The effects of prestarvation diet on starvation tolerance of the predatory mite Neoseiulus californicus (Acari: Phytoseiidae)
著者 (5件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 296-303  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: H0514B  ISSN: 0307-6962  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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カブリダニのストレス耐性に影響をおよぼす因子を理解することは生物コントロールの点で重要となる。本研究では,(捕食種,生理学的状態および表現型が異なる)餌の影響を摂食ダニNeoseiulus californicus McGregor(ダニ目カブリダニ科)の飢餓耐性で検討する。この捕食動物は休眠または非休眠期のTetranychus urticae,Tetranychus kanzawai(野生型およびアルビノ株)もしくは非休眠種Panonychus citri(野生型およびアルビノ株)で卵から成虫まで給餌された。その後,3日例の交配したメス成虫を餌なしで25±1°C,相対湿度98±2%で飼育した。飢餓状態のメスの生存状態を全てのメスが死ぬまで毎日観察した。N.californicusの生存曲線と平均生存期間は餌の種類で異なり,非状態の餌を捕食した場合に大きく長くなった。このように生存性が高まったことは飢餓開始時の捕食動物体内のグリコーゲンおよびトリアシルグリセリドの濃度が高かったことと一致している。非休眠の餌をとった捕食動物では生存期間が短く,体内でのグリコーゲンおよびトリアシルグリセリドが少ないか検出されなかった。捕食動物体内の蛋白質含量は消費する餌の種類が異なっても,P.citriのアルビノ株を餌とした場合には高濃度であったが,同じであった。蛋白質含量は飢餓耐性に直接影響するとは考えられないが,様々な濃度のグリコーゲンやトリアシルグリセリドへの応答には影響する可能性がある。これらの知見により,餌生物の栄養はN.californicusの飢餓耐性に強く影響することが示された。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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動物生理一般 

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