抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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構造化光(Structured Light)を用いた3次元復元は様々な目的で広く利用されている。近年,構造化光を水中環境において利用する研究が行われるようになってきている。構造化光を空中で利用する際,求める3次元点と,対応するカメラとプロジェクタによる平面上の2次元点の共平面性から,ステレオの対応問題はエピポーラ幾何を用いて効率的に解かれる。一方,水中では,水中とガラス,ガラスと空中の境界面にて屈折が起きることで,対応探索において重要なエピポーラ幾何が成立しなくなる。本論文では,以下の手順により水中における前記問題を解消する。まず,複数の深度でキャリブレーションを行うことで,各深度で閉じた解を得る。これは,各深度の近くにおいては正しい形状となるが,奥行きが異なると正しく復元されない。そこで,この形状を初期値とし,屈折の物理モデルを用いて,バンドル調整法により最適化することで,物理的に正しい形状を得る。提案手法の有効性を示すために,回折光学素子(DOE)レーザーと水中ハウジングからなる,プロトタイプを用いて手法を検証した。(著者抄録)