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J-GLOBAL ID：201602220837990480   整理番号：16A0304983

分離膜におけるファウリングの可視化

著者 (1件)： 丸山達生 (神戸大 大学院工学研究科)
資料名： 高分子  (Polymers)
巻： 65  号： 4  ページ： 181-184  発行年： 2016年04月01日 
JST資料番号： F0168A  ISSN： 0454-1138  CODEN： KOBUA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 膜ファウリングとは,例えば水溶液を濾過する場合,原水中に含まれる溶質・固形物(ファウラント)が,膜の表面,膜の細孔開口部や膜の細孔内部に吸着,堆積することにより細孔が目詰まりし,透水性能が低下する現象である。膜ファウリングの進行により分離性能の変化,処理能力の低下,ランニングコストの増加や膜寿命の低下の問題が引き起こされる。本稿では,共焦点レーザ顕微鏡や蛍光顕微鏡による膜ファウリングの可視化を解説した。分離膜に対する,ケーク層形成,細孔閉塞,標準閉塞の膜ファウリングの形態の変化を図示により紹介した。中空糸膜の走査型電子顕微鏡観察によるアルギン酸,血清アルブミン(BSA)による膜ファウリングの変化を図示により紹介した。

シソーラス用語： *膜分離 ,  *半透膜 ,  輸送現象 ,  産業廃水 ,  廃水処理 ,  逆浸透膜 ,  高分子分離膜 ,  *生物汚損 ,  膜濾過 ,  汚損 ,  *可視化 ,  ナノ濾過 ,  限外濾過 ,  選択透過膜 ,  中空繊維 ,  原水 ,  付着物 ,  共焦点レーザ顕微鏡 ,  蛍光顕微鏡 ,  血清アルブミン ,  走査電子顕微鏡 ,  画像分析 ,  細孔構造 ,  ファウラント ,  中空糸膜 ,  *膜ファウリング ,  廃棄物 ,  液状廃棄物 ,  産業廃棄物
準シソーラス用語： BSA ,  SEM【顕微鏡】 ,  *バイオファウリング

分類 (3件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  膜分離  (XD02120Z) ,  廃水処理  (QA01093R)

引用文献 (33件)：

• 川﨑睦男,″膜の劣化とファウリング対策",エヌ・ティー・エス,大阪(2008),p.15
• たとえば, C. Duclos-Orsello, W. Li, and C. C. Ho, J. Membr. Sci., 280, 856(2006)
• たとえば, R. Jiraratananon, D. Uttapap, and P. Sampranpiboon, J. Membr. Sci., 140, 57 (1998)
• T. Maruyama, S. Katoh, M. Nakajima, H. Nabetani, T. P. Abbott, A. Shono, and K. Satoh, J. Membr. Sci., 192, 201 (2001)
• K. Nakamura and K. Matsumoto, J. Membr. Sci., 45, 119 (1998)

タイトルに関連する用語 (3件)： 分離膜 ,  ファウリング ,  可視化