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J-GLOBAL ID:201602220843756660   整理番号:16A0127078

ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害剤テネリグリプチンは非アルコール性脂肪性肝疾患モデルマウスにおいてAMPK活性化を介して肝臓リポゲネシスを減弱する

The Dipeptidyl Peptidase-4 Inhibitor Teneligliptin Attenuates Hepatic Lipogenesis via AMPK Activation in Non-Alcoholic Fatty Liver Disease Model Mice
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巻: 16  号: 12  ページ: 29207-29218 (WEB ONLY)  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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メタボリックシンドロームに強く関連する非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は肝障害が増加している主な原因である。ジペプチジルペプチダーゼ(DPP)-4阻害剤は抗糖尿病薬で,NAFLDの治療に効果的であると予想される。本研究では,グルタミン酸ナトリウム(MSG)と高脂肪食(HFD)で新規のNAFLDモデルマウスを確立し,DPP-4阻害剤テネリグリプチンの,NAFLD増悪に対する効果を検討した。雄MSG/HFD処置マウスを,一方に飲料水中のテネリグリプチンを投与する,2群に分けた。MSGとHFDの投与は肝臓における重度の脂肪変化をマウスに発生させたが,テネリグリプチン処置は,NAFLD活動性スコアで評価されたように,脂肪肝と炎症を改善した。血清アラニンアミノトランスフェラーゼと肝臓内トリグリセリド濃度はテネリグリプチン処置マウスで有意に減少した(p<0.05)。de novoリポゲネシスに関与する遺伝子の肝臓mRNAレベルはテネリグリプチンにより有意にダウンレギュレートされた(p<0.05)。さらに,テネリグリプチンはりん酸化AMP活性化蛋白質キナーゼ(AMPK)蛋白質の肝臓における発現レベルを増加させた。これらの知見は,テネリグリプチンがAMPKの活性化とリポゲネシスに関与する遺伝子の発現のダウンレギュレーションにより,肝臓でのリポゲネシスを減弱することを示唆する。DPP-4阻害剤はNAFLDの治療に効果的であり,非アルコール性脂肪性肝炎への増悪を予防できるかもしれない。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  消化器作用薬の基礎研究 
物質索引 (1件):
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