文献

J-GLOBAL ID：201602221332960230   整理番号：16A0264571

伊豆大島および阿蘇地域における土砂災害発生に関する実効雨量式の係数特性

Characteristics of the coefficient employed for the calculation of effective rainfall relating to the occurrence of sediment-related disasters in the Izu-Oshima and Aso regions

著者 (2件)： 林拙郎 (静岡大 防災総合セ) ,  山田孝 (三重大 大学院生物資源学研究科)
資料名： 自然災害科学  (Journal of Japan Society for Natural Disaster Science)
巻： 34  号： 4  ページ： 285-294  発行年： 2016年02月25日 
JST資料番号： L0381A  ISSN： 0286-6021  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 斜面の表層崩壊に起因する土砂災害の発生時刻を予測するために実効雨量が用いられているが,この予測式を決定する未知係数について検討した。従来,この未知係数は堆積岩を中心とした地質区分で得られたものであったが,熊本阿蘇および伊豆大島の火山地域において得られた実効雨量式の係数の特性と比較した。結果,堆積岩などの地質における係数特性線と火山地域の係数特性線との間には顕著な相違がないことを示した。また,この係数特性線は基盤を構成する地質的性状よりも降雨の地域特性に大きく関係することを示した。

シソーラス用語： 斜面崩壊 ,  *土砂災害 ,  火山 ,  伊豆大島 ,  堆積岩 ,  *降雨量 ,  地域差 ,  熊本県 ,  *近似式 ,  係数 ,  数学モデル
準シソーラス用語： 1段タンクモデル ,  実効雨量 ,  阿蘇 ,  未知係数

分類 (1件)： 一般,砂防工学  (RC12010B)

引用文献 (16件)：

• 阿蘇地域土砂災害対策検討委員会:阿蘇地域土砂災害対策検討委員会報告書,熊本県,74p.,2013 (http://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/138/asokaigi-data.html). 2014年11月10日閲覧.
• 阿蘇地域土砂災害対策検討委員会:阿蘇地域土砂災害対策検討委員会第1回委員会討議資料,熊本県,44p.,2013 (http://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/138/asokaigi-data.html). 2014年11月10日閲覧
• 土井一生・釜井俊孝・王 功輝・森田裕一:地震波形記録から推定される2013年10月16日の伊豆大島における斜面崩壊・土砂流動の特徴・分布,第53回日本地すべり学会研究発表会講演集,pp.129-130,2014.
• 林 拙郎:崩壊面積率と水文データとの二,三の関係,日本林学会誌,Vol.67,No.6,pp.209-217,1985.
• 林 拙郎:自然環境保全のための保全砂防学入門-土砂災害の予知と防災,電気書院,pp.198-234,2008.

タイトルに関連する用語 (6件)： 伊豆大島 ,  阿蘇 ,  地域 ,  土砂災害 ,  実効雨量 ,  係数