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J-GLOBAL ID:201602222723392384   整理番号:16A0560655

セロトニンは生物ストレスを減弱しイネにおけるMagnaporthe oryzae侵入に対する高感受性応答により生じる病変褐変を引き起こす

Serotonin attenuates biotic stress and leads to lesion browning caused by a hypersensitive response to Magnaporthe oryzae penetration in rice
著者 (6件):
資料名:
巻: 85  号:ページ: 46-56  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植物の高感受性応答(HR)は,病原体侵入を防ぐ,最初の応答のうちの1つである。葉の褐色斑点病変は,イネにおけるいもち病菌類であるMagnaporthe oryzaeに対するHRの眼に見える証拠であるが,しかし,褐変過程の追跡は難しい。本研究において著者らは,褐色真菌侵入部位周辺で褐色環(halo)を持つ独特の耐性病変を生じる不適合性M.oryzae系統株の接種により,いもち病耐性遺伝子Pitを持つイネ栽培品種にHRを導入した。Pitを持つがトリプタミンからセロトニンへ触媒する酵素を欠く植物を用いた接種解析から,セロトニンの酸化型の高蓄積はhaloおよび侵入部位の褐変の原因であることが示された。イネ葉におけるhalo褐変過程の著者らの解析から,光条件下においてアブシジン酸がセロトニン生合成を促進し,光により生成される過酸化水素を介してセロトニンが酸化型に変化することが明らかになった。高い抗酸化活性を持つセロトニンの劇的な増加は,haloの外側の葉損傷を抑制し,褐変領域の拡大を阻止し,植物成長阻害を減弱した。これらの結果は,HRにより引き起こされた酸化的損傷から非感染組織を保護するため,セロトニンは活性酸素のスカベンジャーとして作用することにより,生物ストレスを減少する助けをすることを示唆している。HR病変におけるその酸化物の沈着が,病変褐変として観察される。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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植物の生化学  ,  植物生理学一般 
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