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J-GLOBAL ID：201602222976805932   整理番号：16A1196635

超音波切削における被削材内部応力分布の可視化技術

著者 (1件)： 磯部浩已 (長岡技術科学大学機械創造工学専攻)
資料名： 精密工学会誌(Web)  (Journal of the Japan Society for Precision Engineering (Web))
巻： 82  号： 5  ページ： 426-429(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0462A  ISSN： 1882-675X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超音波振動援用切削においては,20kHz以上の超音波帯域で変動する切削力を測定することはできず,切削力の時間平均値を用いて,超音波振動切削現象のメカニズムが考察されてきた。部材内部の応力分布を可視化する手法として光弾性法があるが,超音波振動切削工具のマイクロメートルオーダの振幅に起因する加工現象を論じるには,工夫が必要である。本稿では,光弾性法に超音波振動に同期したパルス発光源を組み合わせることで,超音波振動援用切削中の超音波帯域の周期よりも十分に短い時間の被削材内部応力分布の変動を撮影する方法および撮影結果について解説した。光弾性実験から得られた応力分布から切削力ベクトルや切削現象の理論との比較検討を簡便に行うため,加工方法に二次元切削を採用した撮影・切削装置を製作し,これにより超音波帯域で変動する応力分布を可視化できたと説明した。

シソーラス用語： 超音波加工 ,  *内部応力 ,  *応力分布 ,  *可視化 ,  超音波振動 ,  振動切削 ,  切削抵抗 ,  *光弾性 ,  二次元切削 ,  撮影装置 ,  *超音波切削 ,  *被削材

著者キーワード (8件)： photo elasticity ,  acrylic resin orthogonal cutting ,  ultrasonic cutting ,  stroboscopic method ,  photo elasticity ,  acrylic resin orthogonal cutting ,  ultrasonic cutting ,  stroboscopic method

分類 (2件)： 音響の励起・発生  (BB03020V) ,  切削一般  (QC02010V)

引用文献 (9件)：

• 1) 山崎隆夫, 土屋和博, 佐藤運海:Ti-6%Ai-4V合金の超音波振動切削, 軽金属, 57, 4 (2007) 154.
• 2) 原圭佑:高品位・高能率加工を目指した超音波高速切削技術, 超音波TECHNO, 24, 6 (2012) 53.
• 3) Chandra Nath and M. Rahman : Effect of machining parameters in ultrasonic cutting,, Int. J. Mach. Tool Manuf, 49 (2008) 970.
• 4) 磯部浩已, 山田和也, 原圭祐:超音波振動するドリルによる加工特性向上, 砥粒加工学会誌, 59, 6 (2015) 328.
• 5) 磯部浩已, 山口千尋:超音波振動援用切削における被削材内部の応力分布変動の可視化, 精密工学会誌, 81, 5 (2015) 441.

タイトルに関連する用語 (5件)： 超音波切削 ,  被削材 ,  内部応力 ,  分布 ,  可視化技術