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J-GLOBAL ID：201602224954517579   整理番号：16A1341800

真空中の複合絶縁系における放電パターンの識別

著者 (5件)： KONG Fei (名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻) ,  小島寛樹 (名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻) ,  木村俊則 (三菱電機(株)先端技術総合研究所) ,  月間満 (三菱電機(株)先端技術総合研究所) ,  早川直樹 (名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 136  号： 9  ページ： 594-602(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 真空インタラプタ(VI)内部の複合絶縁系における放電パターンの識別のために,真空中における各種放電を模擬し,印加電圧・放電電流・シールド電位推移の特徴とパラメータの抽出を行い,放電パターンを識別する手法を確立することを目的とした。今回は,真空中複合絶縁系における放電特徴量を抽出し,放電進展特性に基づく放電パターンの識別手法を確立し,実験的検証を行った。以下の成果を得た。(1)真空中の各放電パターンにおいて取得された波形(印加電圧波形,陽極電流波形,シールド電位波形)から特徴量を抽出した。(2)各放電パターンにおいて抽出した特徴量と単一パターンにおける放電進展時間の経路長依存性により,放電パターンと経路長の識別手法を提案した。(3)提案された識別手法により,VIの構成を模擬したモデルにおける検証実験を行い,それぞれの放電パターンを識別できた。

シソーラス用語： *真空遮断器 ,  インタプリタ ,  真空 ,  *絶縁破壊 ,  絶縁材料 ,  複合材料 ,  沿面放電 ,  絶縁体

著者キーワード (8件)： 真空 ,  複合絶縁系 ,  絶縁破壊 ,  沿面放電 ,  vacuum ,  composite insulation system ,  breakdown ,  surface flashover

分類 (2件)： 開閉装置  (NB09030I) ,  放電一般  (BJ03010I)

引用文献 (18件)：

• (1) H. Okubo, H. Kojima, K. Kato, N. Hayakawa, and M. Hanai : “Advanced Electrical Insulation Techniques for Higher Voltage Vacuum Interrupters”, CIGRE B3/D1 Colloquium, No. 218 (2013)
• (2) P. G. Slade : The vacuum interrupter: Theory, Design, and Application, CRC Press (2007)
• (3) F. Kong, Y. Nakano, H. Kojima, T. Kimura, M. Tsukima, and N. Hayakawa : “Experimental Study on Breakdown Process via Floating electrode in vacuum”, 2014 National Convention Record IEE Japan, 1-95, (2014) (in Japanese)
• 孔 飛・中野裕介・小島寛樹・木村俊則・月間 満・早川直樹:「真空中の浮遊電極を介する絶縁破壊過程に関する実験的考察」, 平成26年電気学会全国大会, 1-095 (2014)
• (4) F. Kong, Y. Nakano, H. Kojima, T. Kimura, M. Tsukima, and N. Hayakawa : “Conductive Channel Formation Time in Surface Flashover Development Process in Vacuum”, 2015 National Convention Record IEE Japan, 1-117, (2015) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (4件)： 真空 ,  絶縁 ,  放電 ,  識別