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J-GLOBAL ID:201602225469523720   整理番号:16A1201536

パーティクルボード製造へのサトウモロコシバガス及びクエン酸の利用 I パーティクルボードの特性に及ぼす乾燥前処理とクエン酸含量の影響

Utilization of sweet sorghum bagasse and citric acid for manufacturing of particleboard I: Effects of pre-drying treatment and citric acid content on the board properties
著者 (6件):
資料名:
巻: 84  ページ: 34-42  発行年: 2016年06月 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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近年,木材資源や化石資源の減少から,農業廃棄物と天然接着剤を用いての,木質材を主原料とする合板製造に関する研究が重要性を増している。本研究では,サトウモロコシバガスとクエン酸を,それぞれ主原料と接着剤としたパーティクルボード(PB)の製造について検討した。本研究では,噴霧粒に乾燥前処理を行ってPBの特性に及ぼす噴霧粒の圧縮工程前の水分含量の影響を調べるとともに,クエン酸含量の影響についても調べた。PBは,200°Cで10分間圧縮する条件で作り,クエン酸含量を0~30wt%の範囲で変えて作った。PBのサイズと比重は,それぞれ300×300×9mm,及び0.89/cm3とした。対照の合板は,フェノールホルムアルデヒド(PF)樹脂,あるいは重合性4,4’-メチレンジフェニールイソシアナート(pMDI)で結合させて作った。その結果,乾燥前処理した粒で作ったPBの物理特性は,前処理なしの粒で作ったPBの物理特性よりも優れていた。また,クエン酸含量が20wt%まで高まるにつれて,PBの物理特性が高まり,20wt%で結合させたPBの物理特性は,JASA5908(2003)18型基準に適合していた。そして,これらのPBの特性は,PFあるいはpMDIで結合させた合板の特性と同等であった。赤外線分光分析の結果,エステル結合が存在し,クエン酸のカルボキシル基とサトウモロコシバガスの水酸基とが反応して良好な物理特性を呈することが示唆された。以上の結果から,サトウモロコシバガスとクエン酸を用いてPBを作る場合,粒の乾燥前処理を行うことと,クエン酸含量を20wt%にすることが有効であることが明らかになった。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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著者キーワード (4件):
分類 (2件):
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農業廃棄物の利用  ,  改良木材 
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