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J-GLOBAL ID：201602226179336132   整理番号：16A0645959

身近な環境の生物多様性についての意識の向上を目的としたアリ類を用いた環境学習プログラムの開発と実践

著者 (2件)： 岩西哲 (十日町市里山科学館越後松之山「森の学校」キョロロ) ,  高田兼太
資料名： 環境教育  (Environmental Education)
巻： 26  号： 1  ページ： 26-37  発行年： 2016年07月15日 
JST資料番号： L5448A  ISSN： 0917-2866  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,身近な生物について多様性への理解を深めることを目的として,アリ類を用いた子どもや市民向けの環境学習プログラムを開発するため,予備調査と教育実践を行なった。採集調査は,低年齢の子どもでも可能で,また様々な生活様式を持つアリを短時間で採集できる方法を取り入れた。50地点の調査では,5亜科24属44種のアリが採集され,出現率が30%以上だった種は13種だった。また,同様に簡便な採集調査方法を用いた市民参加型のアリ類調査イベントを開催した。参加者のアンケートから,体験の前後で調査地の生物多様性に対する参加者の印象が変化することが示された。

シソーラス用語： *生物多様性 ,  *アリ ,  理解 ,  学習 ,  環境科学 ,  カリキュラム ,  予備調査 ,  採取 ,  *子供 ,  *市民参加 ,  アンケート ,  環境教育
準シソーラス用語： 学習プログラム ,  環境学習 ,  教育実践

分類 (2件)： 生態学一般  (EE01010I) ,  環境工学一般  (SA01010K)

引用文献 (23件)：

• 新玉拓也,2008,「市民参加型調査が社会に与える波及効果に関する研究 琵琶湖お魚ネットワークを事例として」,『水資源・環境研究』,21:35-46.
• 浜口哲一,1998,『生きもの地図が語る街の自然』,岩波書店,東京,152pp.
• 橋本佳明,上甫木昭春,服部保1994,「アリ相を通してみたニュータウン内孤立林の節足動物相の現状と孤立林の保全について」,『造園雑誌』,57:223-228.
• 外園香奈・高橋眞理・木村有生子・石井伸弥・遠藤朱萌・佐藤愛湖・名和玲子・三好直哉・渡邊邦彦・小原瞳・金洋太・丹野祥子・柳川春奈・千葉整・島野智之,2008,「川から環境を考える環境教育の実践~水質調査、水生昆虫採取を通して~」,『宮城教育大学環境教育研究紀要』,11:31-39.
• 伊藤真由子・鈴木ゆかり・芹沢俊介,2005,「チョウ類群集を用いた校庭環境評価」,『環境教育』,15(1):31-38.

タイトルに関連する用語 (6件)： 環境 ,  生物多様性 ,  意識 ,  アリ類 ,  環境学習 ,  開発