文献

J-GLOBAL ID：201602230088851662   整理番号：16A0674652

NaCuMoO₄(OH)の磁場中配向試料によるテラヘルツESR測定

Terahertz ESR Measurements of Magnetically Aligned NaCuMoO₄(OH)

著者 (10件)： 北原遥子 (神戸大 大学院理学研究科) ,  原茂生 (島根大 研究支援セ) ,  櫻井敬博 (神戸大 研究基盤セ) ,  大久保晋 (神戸大 分子フォトサイエンス研究セ) ,  太田仁 (神戸大 分子フォトサイエンス研究セ) ,  木村史子 (京大 大学院農学研究科) ,  木村恒久 (京大 大学院農学研究科) ,  那波和宏 (東大 物性研) ,  岡本佳比古 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  廣井善二 (東大 物性研)
資料名： 日本赤外線学会誌  (Journal of the Japan Society of Infrared Science and Technology)
巻： 26  号： 1  ページ： 56-61  発行年： 2016年08月04日 
JST資料番号： L1291A  ISSN： 0916-7900  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スピンネマチック相を持つと予想されているJ₁-J₂一次元フラストレート磁性体のモデル物質NaCuMoO₄(OH)の磁気異方性を調べる目的で粉末試料を磁場中で配向させた試料を作製した。この配向試料に対して0.105~0.55THzまでの常磁性温度領域におけるテラヘルツESR測定を行ったところ,粉末試料では複数の吸収が観測されたのに対し,配向試料では各軸に特有な鋭いピークが観測された。g値の値はH//χ₁でg=2.09±0.03,H//χ₂でg=2.09±0.02,H//χ₃でg=2.06±0.03となった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ESR【磁気共鳴】 ,  *テラヘルツ波 ,  磁場効果 ,  配向 ,  立体配座 ,  磁場 ,  *ナトリウム化合物 ,  銅化合物 ,  モリブデン酸塩 ,  ネマチック相 ,  スピン ,  磁性体 ,  磁気異方性 ,  粉体 ,  常磁性 ,  比率 ,  g因子 ,  試料
準シソーラス用語： g値 ,  フラストレート磁性体

分類 (1件)： その他の無機化合物のEPR  (BM07023D)

引用文献 (21件)：

• T. Vekua et al. : Phys. Rev. B 76 (2007) 174420.
• M. E. Zhitomirsky et al. : Europhys. Lett. 92 (2010) 37001.
• T. Hikihara et al.: Phys. Rev. B 78 (2008) 144404.
• M. Mourigal et al. : Phys. Rev. Left. 109 (2012) 027203.
• M. Enderle et al. : Europhys. Lett. 70 (2005) 237.

タイトルに関連する用語 (5件)： 磁場 ,  配向 ,  試料 ,  テラヘルツ ,  ESR