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J-GLOBAL ID:201602231138480421   整理番号:16A1051456

二-μ-オキソM-Mキラルサレン錯体[M-M=Ti(IV)-Ti(IV),V(IV)-V(IV),Cr(IV)-Cr(IV),及びMn(IV)-Mn(IV)]の相対的安定性の起源:量子化学解析

The Origin of Relative Stability of Di-μ-oxo M-M Chiral Salen Complexes [M-M = Ti(IV)-Ti(IV), V(IV)-V(IV), Cr(IV)-Cr(IV), and Mn(IV)-Mn(IV)]: A Quantum-Chemical Analysis
著者 (5件):
資料名:
巻: 89  号:ページ: 447-454(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: G0450A  ISSN: 0009-2673  CODEN: BCSJA8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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二-μ-オキソ二金属コアは,明確な立体化学を伴う二核錯体を形成する。チタン(IV)とマンガン(IV)の二-μ-オキソ二金属キラルサレン錯体の合成と評価を報告した最近の研究は,対応するバナジウム(IV)とクロム(IV)の錯体の調査をわれわれに促す。そこで,筆者らは,種々の立体的かさ高さを有する四座サレン配位子とチタン(IV),バナジウム(IV),クロム(IV)及びマンガン(IV)からなる一連の二-μ-オキソ二金属錯体をモデル化した。これらの錯体の安定性と分子構造を比べるために,量子化学計算が実施された。自然ポピュレーション解析の結果は,これらの錯体の二-μ-オキソ二金属コアの電荷分布特性についての洞察を与えた。筆者らの計算は,少なくとも立体的に妨害されたモデル配位子1を持つ二-μ-オキソ二金属コアが,P-ヘリカル型よりもM-ヘリカル型を好むことを示した。キラルサレン配位子2を含むチタン(IV)とクロム(IV)錯体で,P-ヘリカル型が対応するM-型よりも一層安定であることが見い出された。これとは対照的に,対応するバナジウム(IV)とマンガン(IV)錯体は,M-ヘリカル型で存在することを好んだ。二-μ-オキソ二金属コアの歪みと配位子間相互作用の程度が,これらの錯体の安定性を決定する主な因子であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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第4族,第5族元素の錯体  ,  第6族,第7族元素の錯体  ,  分子の電子構造 
物質索引 (2件):
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引用文献 (29件):
  • 1) A. J. Wu, J. E. Penner-Hahn, V. L. Pecoraro, Chem. Rev. 2004, 104, 903.
  • 2) S. Mukhopadhyay, S. K. Mandal, S. Bhaduri, W. H. Armstrong, Chem. Rev. 2004, 104, 3981.
  • 3) C. S. Mullins, V. L. Pecoraro, Coord. Chem. Rev. 2008, 252, 416.
  • 4) L. Que, Jr., W. B. Tolman, Angew. Chem., Int. Ed. 2002, 41, 1114.
  • 5) L. M. Mirica, X. Ottenwaelder, T. D. P. Stack, Chem. Rev. 2004, 104, 1013.
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