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J-GLOBAL ID：201602232428435859   整理番号：16A0487505

ラクトビオン酸生産法をはじめとする工業化を目指したオリゴ糖酸化技術の開発研究

著者 (6件)： 桐生高明 (大阪市工業研) ,  木曽太郎 (大阪市工業研) ,  駒大輔 (大阪市工業研) ,  田中重光 (大阪市工業研) ,  中野博文 (大阪市工業研) ,  村上洋 (大阪市工業研)
資料名： 応用糖質科学  (Bulletin of Applied Glycoscience)
巻： 6  号： 2  ページ： 131-137  発行年： 2016年05月20日 
JST資料番号： L7982A  ISSN： 2185-6427  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルドースの還元末端を酸化するとアルドン酸が生成する。オリゴ糖の場合も同様で,アルドースを還元末端にもつオリゴ糖を酸化すると,オリゴ糖アルドン酸が生成する。ラクトビオン酸をはじめとするオリゴ糖アルドン酸はカルシウム吸収促進や更年期予防効果の知られるエクオールの産生を促進するなどの機能性が知られることから,その工業的な生産法の開発が望まれている。筆者らは微生物菌株,子嚢菌の分泌酵素などを用いるオリゴ糖アルドン酸の生産法について研究を行ってきた。本稿では筆者らが企業と共同研究で実用化した,酢酸菌休止菌体を用いたラクトビオン酸の生産法を中心にオリゴ糖を酸化しオリゴ糖アルドン酸を生産する手法について工業化を目指した研究を紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： 少糖類 ,  *好気性菌 ,  微生物 ,  アルドン酸 ,  *生産
準シソーラス用語： *酢酸菌 ,  休止菌体 ,  オリゴ糖アルドン酸

分類 (2件)： 微生物,組織・細胞培養による物質生産一般  (FK03010P) ,  砂糖以外の糖  (FJ05020L)

物質索引 (2件)： ラクトビオン酸 ,  エクオール

引用文献 (35件)：

• M.A. Neaverson: Intravenous administration of erythromycin: serum, sputum and urine levels. Curr. Med. Res. Opin., 4, 359-364 (1976).
• R. Brommage, C. Binacua, S. Antille and A.L. Carrié: Intestinal calcium absorption in rats is stimulated by dietary lactulose and other resistant sugars. J. Nutr., 123, 2186-2194 (1993).
• 雪印乳業(株) 須栗俊朗,柳平修一,青江誠一郎,出家栄記:ビフィズス菌増殖促進剤.特開平7-277990,1995- 10-24.
• 木村 隆:新規機能性糖質「ラクトビオン酸」のアンチエイジング作用.食品工業54,76-80(2011).
• R. Sumimoto, K. Dohi, T. Urushihara, N.V. Jamieson, H. Ito, K. Sumimoto and Y. Fukuda: An examination of the effects of solutions containing histidine and lactobionate for heart, pancreas, and liver preservation in the rat. Transplantation, 53, 1206-1210 (1992).

タイトルに関連する用語 (6件)： ラクトビオン酸 ,  工業 ,  オリゴ糖 ,  酸化 ,  開発 ,  研究