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J-GLOBAL ID:201602235600883358   整理番号:16A1327629

スギ在来品種の成長パターンおよび選抜への遺伝と植栽密度の影響

著者 (5件):
資料名:
巻: 98  号:ページ: 45-52(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本研究では,スギ在来品種6品種が3段階の植栽密度(5,000,3,000,1,500本/ha)で植栽されたスギ品種別・植栽密度別比較試験林における28年生次の樹幹解析データを用いて,成長への品種および植栽密度の影響を解析するとともに,低密度植栽を想定した間接早期選抜の効率について検討した。樹高成長の成長パターンには遺伝の影響が大きく,異なる植栽密度でも品種特有の成長パターンが維持されることが示された。また,胸高直径成長には品種・植栽密度の両者が影響することが示された。樹高は成長期間を通して植栽密度の影響および品種と植栽密度の交互作用の影響は小さく,造林地における樹高の制御についての品種選択の重要性が示された。また,従来の林木育種の遺伝的評価の結果を異なる植栽密度での利用に適用できることが示された。一般的な植栽密度下の試験地を用いて低密度下での28年次の樹高成長を目的に選抜する際には,獲得量の8割を得るためには約15年が必要であることが示された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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造林一般  ,  森林生物学一般 
引用文献 (19件):
  • Akaike H(1974)A new look at the statistical model identification. IEEE Trans Automat Control 19: 716-723
  • 安藤 貴(1968)密度管理.農林出版
  • Falconer DS, Mackay TT (1989) Introduction to quantitative genetics. Pearson Education Limited
  • 福地晋輔・吉田茂二郎・溝上展也・村上拓彦・加治佐剛・太田徹志・長島啓子(2011)低コスト林業に向けた植栽密度の検討-オビスギ植栽密度試験地の結果から-.日林誌 93: 303-308
  • 久枝和彦・白石 進・藤澤義武・宮原文彦・石松 誠・家入龍二・佐々木義則・三樹陽一郎・川内博文(2003)九州産スギ在来品種および精英樹のMuPS(multiplex-PCR of SCAR markers)型.九州大学農学部演習林報告 84: 59-71
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