抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,学校の森林・林業教育で取り扱われている現状について整理するとともに,林産物が生み出される木材生産の教育に焦点を当て,学校における林産教育の在り方について検討することを目的とした。幼稚園から高等学校の学校段階を対象とし,現行の学校教育で取り扱われている森林・林業に関する内容の分析調査および製材工程を含む木材生産に関する内容について検討を行った。その結果,学校教育全体では国土や自然環境の保全のための森林・林業教育の内容が多く,製材工程を含む木材生産に関する内容の取り扱いが少ない現状にあることがわかった。そのため,今後の学校における林産教育においては,森林の育成などの川上から木材を利用する川下までを繋ぐ,製材工程の内容を含んだ木材生産の内容について検討していくことが重要になると考えられる。(著者抄録)