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J-GLOBAL ID：201602236951087705   整理番号：16A0907554

食品工場における食品防御(フードディフェンス)の考え方と業界動向 1 自社に適合した食品防御チェックリスト作成のすすめ(はじめに)

著者 (1件)： 佐藤順 (東洋大 食環境科学)
資料名： 日本防菌防黴学会誌  (Journal of Antibacterial and Antifungal Agents)
巻： 44  号： 9  ページ： 495-501  発行年： 2016年09月10日 
JST資料番号： G0816B  ISSN： 2187-431X  CODEN： JSAABO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「食品工場における食品防御(フードディフェンス)の考え方と業界動向」(全10回)の第1回として,自社(自工場)に適合した食品防御チェックリスト作成の有用性について紹介した。毒物・異物等の意図的混入リスクに影響する要因としては,食品工場の自動化・従業員数・正規社員割合,製造工程中の製品露出度等が挙げられる。今後は工場従業員が内部で混入させる危険性についても念頭に置く必要があり,そのためには食品関連事業者内での労務管理が大きな鍵になる。ネット上で公開されている「食品防御対策ガイドライン(食品製造工場向け)-意図的な食品汚染防御のための推奨事項-(平成25年度改訂版)」は,食品メーカーにとっては利用しやすいものである。このガイドラインは,すべての食品製造工場に適用できるように工夫し作成されているため,具体的な表現を使用できない項目があるが,このような部分に自社(自工場)の実情に合った表現を取り入れ,項目を適宜追加し,より精度の高い食品防御チェックリストを自社用にカスタマイズすることは大いに有効である。(著者抄録)

シソーラス用語： *産業衛生 ,  *食品衛生 ,  食品工場 ,  微生物汚染 ,  細胞増殖 ,  増殖阻害 ,  食品規制 ,  チェックリスト ,  犯罪 ,  リスク分析 ,  食品汚染 ,  労働者 ,  人事管理
準シソーラス用語： 食品工場衛生 ,  食品防御 ,  食品テロリズム ,  従業員 ,  労務管理

分類 (1件)： 工場衛生・衛生工学一般  (FJ02021H)

引用文献 (5件)：

• 一色賢司(2015)意図的食品汚染と食品衛生について. 食衛誌, 56, J25-J30.
• 広田鉄磨(2016)日本の食品製造業における食品衛生と食品防御の考察. 食衛誌, 57, J1-J7.
• 猫西健太郎(2015)労務問題から考える食品防御-人を大切にする経営の重要性-. 食衛誌, 56, J31-J38.
• 今村知明編著(2015)食品防御の考え方とその進め方~よくわかるフードディフェンス~. pp.119-150, 日本食品衛生協会.
• 今村知明,神奈川芳行(2015)食品防御(フードディフェンス)その現状と今求められている対策. 食衛誌, 56, J39-J43.

タイトルに関連する用語 (5件)： 食品工場 ,  食品防御 ,  フードディフェンス ,  動向 ,  チェックリスト