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J-GLOBAL ID：201602237947243965   整理番号：16A0423507

窒素負荷に対するグイマツ雑種F₁幼木の生理生態学的応答は立地環境により異なるか?-リンの利用可能量に注目して-

著者 (6件)： 小林真 (北大 大学院農学研究院) ,  小林真 (北大 北方生物圏フィールド科セ) ,  毛巧芝 (北大 大学院農学研究院) ,  渡辺誠 (北大 大学院農学研究院) ,  来田和人 (北海道総合研究機構 林試) ,  小池孝良 (北大 大学院農学研究院)
資料名： 森林遺伝育種(Web)  (Forest Genetics and Tree Breeding (Web))
巻： 2  号： 4  ページ： 149-153 (WEB ONLY)  発行年： 2013年10月 
JST資料番号： U0745A  ISSN： 2187-350X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リンの利用可能量の異なる土壌に植栽したグイマツ雑種F₁幼木への様々な量の窒素負荷実験を行い,苗の光合成特性や成長への影響を調べた。その研究成果を紹介する。苗木への影響として,窒素施肥により苗の針葉,枝,幹,根の量が増加した。一方,リンの利用可能量は,実験全体を通して苗の成長に影響を及ぼさなかった。また,窒素施肥とリン施肥の交互作用も見られなかった。窒素施肥は,グイマツ雑種F₁針葉の光合成特性やクロロフィル含量を増加させた。また,窒素施肥により新葉中のマグネシウムやカリウム含有量が増加し,それらの含有量は光合成速度と正に相関した。

シソーラス用語： *カラマツ属 ,  幼植物 ,  苗木 ,  リン ,  土壌化学特性 ,  *窒素 ,  *施肥 ,  植物成長 ,  葉 ,  速度 ,  光合成 ,  濃度 ,  マグネシウム ,  カリウム ,  含有量 ,  一代雑種 ,  幼木 ,  針葉 ,  光合成速度 ,  クロロフィル含量 ,  *Larix gmelinii ,  植物生理
準シソーラス用語： *グイマツ ,  可給度

分類 (2件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y)

引用文献 (19件)：

• Galloway JN, Townsend AR, Erisman JW, Bekunda M, Cai Z, Freney JR, Martinelli LA, Seitzinger SP, Sutton MA (2008.) Transformation of the nitrogen cycle: Recent trends, questions, and potential solutions. Science 320: 889-892
• 伊豆田猛 (2006) 植物と環境ストレス. コロナ社, 東京
• Kayama M, Nomura M, Satoh F (2009) Dynamics of elements in larch seedlings (Larix Kaempferi) regenerated on serpentine soil in northern Japan. Landscape and Ecological Engineering 5: 125-135
• Kimura SD, Saito M, Hara H, Xu YH, Okazaki M (2009) Comparison of nitrogen dry deposition on cedar and oak leaves in the Tama Hills using foliar rinsing method. Water Air and Soil Pollution 202: 369-377
• Kita K, Fujimoto T, Uchiyama K, Kuromaru M, Akutsu H (2009) Estimated amount of carbon accumulation of hybrid larch in three 31-year-old progeny test plantations. Journal of Wood Science 55: 425-434

タイトルに関連する用語 (9件)： 窒素負荷 ,  グイマツ ,  雑種 ,  幼木 ,  生理生態学 ,  応答 ,  立地環境 ,  リン ,  注目