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J-GLOBAL ID:201602238853604240   整理番号:16A0688779

日本固有の野生型サトウキビ(Saccharum spontaneum)の汁液Brixの評価

Evaluation of the juice brix of wild sugarcanes (Saccharum spontaneum) indigenous to Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 323-329 (WEB ONLY)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U0809A  ISSN: 1349-1008  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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最新のサトウキビ品種は,Saccharum officinarum(サトウキビ)と野生型サトウキビであるSaccharum spontaneumとの種間交雑に由来している。野生型サトウキビの価値ある特性の遺伝子導入は非常に重要であるが,最初の種間雑種の糖含量が低いために,この過程は典型的な何世代にも及ぶ長期的な戻し交雑の努力が必要である。本研究では,サトウキビの効果的な種間交雑を促進するために,汁液Brix値の高い日本の野生型サトウキビの同定を目的とした。南西諸島の64系統種と本州の70系統種についての汁液Brix値を測定した。汁液Brix値の高い野生型サトウキビが,本州に固有の野生型サトウキビの中に存在することがわかった。南西諸島の野生型サトウキビの平均汁液Brix値と本州の場合のその値には,有意な違いがあった。次いで,汁液Brix値と茎の特徴との関係を,南西諸島と本州の各々から10種類の,合せて20種類の野生型サトウキビについて調べた。両実験における汁液Brix値の再現性を確認した。汁液のBrix値とは対照的に,野生型サトウキビの長さ,直径,および体積のような茎の特徴は,本州の種類より概して小さかった。さらに,茎体積の指標と汁液Brix値の間には負の相関があった。本研究では,汁液Brix値の高い優れた野生型サトウキビを同定した。種間交雑において同定した野生型サトウキビに由来する生殖質の使用は,収量と糖含量の両者の増加に寄与すると考えられた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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植物の生化学  ,  糖料作物 
引用文献 (17件):
  • Bremer, G. (1961). Problems in breeding and cytology of sugar cane. Euphytica, 10, 59-78.
  • Brown, A. H., Daniels, J., Latter, B. D., & Krishnamurthi, M. (1969). Quantitative genetics of sugarcane Ⅲ. Potential for sucrose selection in Saccharum spontaneum. Theoretical and Applied Genetics, 39, 79-87.
  • Daniels, J., & Roach, B. T. (1987). Taxonomy and evolution. In D. J. Heinz (Ed.), Sugarcane improvement through breeding (pp. 7-84). Amsterdam: Elsevier.
  • Nagarajan, R., Alarmelu, S., & Shanthi, R. M. (2000). Studies on variation in interspecific hybrids of Saccharum. Sugar Tech, 2, 42-46.
  • Nagatomi, S., Ohshiro, Y., & Nakasone, S. (1984). Expedition for sugarcane germplasm to the Ryukyu islands: the first and second researches. Bulletin, Okinawa Prefectural Agricultural Experiment Station, 9, 1-27.
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