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J-GLOBAL ID：201602240030058331   整理番号：16A0531232

直接注入LC-MS/MS法を活用した対象農薬リスト掲載農薬類の効率的な分析手法

著者 (5件)： 吉村誠司 (大阪市 水道局 工務部 水質試) ,  籔内宣博 (大阪市 水道局 工務部 水質試) ,  北本靖子 (大阪市 水道局 工務部 水質試) ,  田中航也 (大阪市 水道局) ,  平林達也 (大阪市 水道局 工務部 水質試)
資料名： 水道協会雑誌  (Journal of Japan Water Works Association)
巻： 85  号： 6  ページ： 2-14  発行年： 2016年06月01日 
JST資料番号： G0025A  ISSN： 0371-0785  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成25年3月の水質管理目標設定項目に含まれる農薬類の分類見直しに対応し,本市では一斉分析法(直接注入LC-MS/MS法及び固相抽出-GC/MS法)を軸とした効率的な農薬類分析手法の構築を目指した。試料の前処理操作を必要としない直接注入LC-MS/MS法の適用対象の拡大を検討し,通知検査法における固相抽出-LC/MS法及び固相抽出-GC/MS法対象農薬(オキソン体など)に対して適用可能性を検証することで,農薬類の分析の高速化を実現した。また,直接注入LC-MS/MS法において,農薬に応じて脱塩素剤や試料容器の材質,濁質除去方法の選定が重要であることがわかった。これらを考慮した分析法について,妥当性評価ガイドラインに基づき評価した結果,対象農薬リスト掲載農薬120農薬のうち112農薬を5種の分析法(LC-MS/MS法3種,固相抽出-GC/MS法,パージ・トラップ-GC/MS法)に集約でき,効率的な農薬類の分析手法を構築できた。(著者抄録)

シソーラス用語： 上水道 ,  *水道水 ,  水質試験 ,  機器分析 ,  *農薬 ,  水質管理 ,  大阪府
準シソーラス用語： *水質検査 ,  大阪市

分類 (3件)： 水源,取水,送水,配水,給水  (SC02020I) ,  水質汚濁一般  (SB02010U) ,  水質調査測定一般  (SB02060X)

引用文献 (19件)：

• 厚生労働省:「水質基準に関わる省令の制定及び水道法施行規則の一部改正等について」の一部改正について、平成25年3月28日付 厚生労働省健康局長通知
• 厚生労働省:農薬類の分類の見直しについて、平成25年3月28日付 厚生労働省健康局水道課長通知
• 厚生労働省:水質管理目標設定項目の検査方法、平成15年10月10日付(最終改正 平成26年3月31日)厚生労働省健康局水道課長通知
• 小林憲弘、久保田領志、田原麻衣子、杉本直樹、塚本多矩、五十嵐良明:水道水中の農薬類のLC/MS/MS一斉分析法の開発、環境科学会誌、第27巻、第1号、3-19、2014。
• 小林憲弘、久保田領志、田原麻衣子、清水久美子、杉本直樹、西村哲治:水道水質管理目標設定項目の候補とされている農薬のGC/MS一斉分析法の開発、環境科学会誌、第25巻、第5号、378-390、2012。

タイトルに関連する用語 (8件)： 注入 ,  LC-MS ,  MS法 ,  活用 ,  農薬 ,  リスト ,  分析 ,  手法