水道水中の農薬類のLC/MS/MS一斉分析法の開発

小林憲弘; 久保田領志; 田原麻衣子; 杉本直樹; 塚本多矩; 五十嵐良明

文献

J-GLOBAL ID：201402225754462551 整理番号：14A0218117

水道水中の農薬類のLC/MS/MS一斉分析法の開発

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著者 (6件)： , , , , ,
資料名：
巻： 27 号： 1 ページ： 3-19 発行年： 2014年01月31日
JST資料番号： L1842A ISSN： 0915-0048 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

水質管理目標設定項目に設定されているものの標準検査法が定められていない農薬類のうち,76物質を対象にLC/MS/MSを用いた一斉分析法の分析条件を確立した。さらに,水道水を用いた添加回収試験を行い,これらの物質の検出感度や分析精度を「水道水質検査方法の妥当性評価ガイドライン」に基づいて評価した。その結果,39物質については各農薬の目標値の1/100以下の濃度まで定量でき,かつガイドラインの回収率および併行精度の目標を満たした。また,13物質については目標値の1/100の濃度まで定量できなかったが,1/10以下の濃度まで定量でき,ガイドラインの回収率および併行精度の目標を満たした。以上のことから,確立した一斉分析法は,上記の52物質を対象とした水道水質検査に適用できると考えられた。今後は,他の装置等を用いて室内・室間精度についても検証し,本分析法の有用性ついて更なる評価を行う予定である。(著者抄録)

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水質調査測定一般 , 農薬

引用文献 (19件)：

1) 厚生労働省(2003)水質基準の見直し等について(答申).厚生科学審議会生活環境部会水質管理専門委員会報告.平成15年4月28日.http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/04/s0428-4b.html
2) 厚生労働省(2003)水質基準に関する省令の制定及び水道法施行規則の一部改正等について.別添2 農薬類(水質管理目標設定項目¹⁵⁾の対象農薬リスト.厚生労働省健康局長通知.平成15年10月10日健発第1010004号(一部改正平成23年1月28日健発0128第2号).http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/hourei/suidouhou/tuuchi/dl/10.pdf
3) 厚生労働省(2003)今後の検討対象農薬リスト.第6回厚生科学審議会生活環境水道部会水質管理専門委員会資料3-8.http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/02/s0203-3i.html
4) 厚生労働省(2003)検討対象農薬選定の考え方について(案).第6回厚生科学審議会生活環境水道部会水質管理専門委員会資料3-6.http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/02/s0203-3g.html
5) 厚生労働省(2010)今後の農薬類の分類見直しについて.平成22年度第2回水質基準逐次改正検討会資料3.http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kentoukai/dl/kijun101201c.pdf

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