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J-GLOBAL ID:201602240038635678   整理番号:16A0389454

ウンシュウミカン‘青島温州’栽培圃場における夏期のバイオエタノール蒸留廃液の施用が土壌からの温室効果ガス発生に与える影響

Effects of summer application of distilled silage waste on soil greenhouse gas emissions in Citrus unshiu Marcow. ‘Aoshima-unsyu’ field.
著者 (8件):
資料名:
号: 37  ページ: 1-14  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: L1850A  ISSN: 0914-7233  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ウンシュウミカン‘青島温州’の栽培圃場において,カンキツ加工廃液に由来するバイオエタノール蒸留廃液(蒸留廃液)を施用し,土壌からの温室効果ガス発生に与える影響について調査を行った。調査は2012年7月から12月にかけ,愛媛大学農学部附属農場のカンキツ園にて実施した。無施肥の対照区(C区),蒸留廃液を施用する蒸留廃液区(DSW区)としてランダムに選んだ各3本の樹を供試した。DSW区には7月27日に全窒素で150kg N ha-1相当の蒸留廃液を10倍希釈(39L)し樹冠下に施用し,C区にも同量の水を散布した。各区3本において二酸化炭素(CO2),メタン(CH4),一酸化二窒素(N2O)フラックスを測定し,N2Oの排出係数も算出した。フラックス測定時には5cmの地温を測定し,また表層0-10cmの土壌含水率,pH,EC,土壌NH4+含量,土壌NO3-含量を測定した。また,土壌含水率と仮比重からwater filled pore space(WFPS)も求めた。CO2フラックスと土壌NH4+含量がDSW区で施用直後に急激に上昇していたことから,蒸留廃液中の有機物の急速な分解・無機化が生じていた。DSW区とC区の積算CO2発生量の差は蒸留廃液で施用された炭素量よりも多かったが,蒸留廃液の施用により下草類の生長が促進し根呼吸が増加した可能性があり,この理由は明確ではなかった。CH4は両処理区に明確な差はなかったが,DSW区でC区よりもCH4フラックスが低い傾向があり,蒸留廃液中の有機物が土壌物理性を改善したことでCH4酸化が促進された可能性がある。N2OフラックスはDSW区で施用直後に上昇し,CO2フラックスの同様な上昇と調査地の観察から,カビ類による脱窒でN2Oが生成された可能性がある。...(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
果樹  ,  土壌化学  ,  施肥法・肥効  ,  農業廃棄物の利用 

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