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J-GLOBAL ID：201602240943305621   整理番号：16A0780114

接合技術 常温接合を用いたレーザ結晶とダイヤモンドとの複合構造の開発およびレーザ特性

著者 (1件)： 庄司一郎 (中央大 理工)
資料名： レーザ協会誌  (LASER)
巻： 41  号： 1  ページ： 17-21  発行年： 2016年05月31日 
JST資料番号： L4200A  ISSN： 0916-7277  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 固体レーザの高出力化では発熱の問題がある。発熱を緩和する有効な手段として複合構造レーザが挙げられる。常温接合を用いた複合構造レーザの開発に取り組んでいる。本論文では,高排熱材料ダイヤモンドとNd:YAGおよびNd:YVO₄結晶との複合構造作製とレーザ発振特性について紹介した。常温接合によるダイヤモンド複合構造レーザの作製を述べ,弱集光条件や強集光条件でのレーザ発振特性を示した。ダイヤモンド複合構造では排熱が効果的に行われ,高出力レーザ動作が可能であった。接合界面でフレネル反射損失が存在するため,単体結晶よリスロープ効率が小さいが,複合構造による排熱効果を確認できた。

シソーラス用語： *異種材料接合 ,  *レーザ材料 ,  *ダイヤモンド ,  複合構造 ,  *レーザ照射 ,  レーザ出力 ,  発熱 ,  *Nd-YAGレーザ ,  イットリウム化合物 ,  バナジウム酸塩 ,  集光 ,  レーザ発振 ,  高出力レーザ ,  光反射 ,  Fresnel回折 ,  エネルギー変換効率 ,  *接合【生殖】
準シソーラス用語： Fresnel反射 ,  スロープ効率 ,  *レーザ結晶 ,  *レーザ接合 ,  *常温接合

分類 (2件)： 固体レーザ  (BD04080W) ,  特殊加工  (QC04000Y)

引用文献 (8件)：

• F. Hanson: Improved laser performance at 946 and 473 nm from a composite Nd:Y₃Al₅O₁₂ rod, Appl. Phys. Lett. 66, 3549 (1995).
• M. Tsunekane and T. Taira: 300 W continuous-wave operation of a diode edge-pumped, hybrid composite Yb:YAG microchip laser, Opt. Lett. 31, 2003 (2006).
• M. Tsunekane and T. Taira: High-power operation of diode edge-pumped, composite all-ceramic Yb: Y₃Al₅O₁₂ microchip laser, Appl. Phys. Lett. 90, 121101 (2007).
• K. Takayanagi, K. Hara, T. Ishikawa, K. Imura, and I. Shoji: Fabrication of composite Yb:YAG lasers by use of the room-temperature-bonding technique, Tech. Dig. Advanced Solid-State Photonics 2011, AMB22 (2011).
• 庄司一郎,高柳幸之介,原健二郎,石川卓也,井村健,川路宗矩:常温接合を用いた高機能レーザー素子の作製,レーザー研究 39,337(2011).

タイトルに関連する用語 (6件)： 常温接合 ,  レーザ結晶 ,  ダイヤモンド ,  複合構造 ,  開発 ,  レーザ